ITIL® ファンデーション 認定講習会
ITIL®とは?
ITサービスマネジメントは、ビジネス部門が必要とするITサービスの安定的な提供とITサービスの継続的な改善を管理するための仕組みです。ビジネスITが多様化する現在、組織のIT部門には、従来のシステムの開発・構築・運用という役割だけでなく、ITの立場からビジネスを理解し、ビジネスの発展に貢献するITサービスマネジメントの視点が欠かせなくなっています。
ITIL® (Information Technology Infrastructure Library)は、1989年英国政府により公表されたITサービスマネジメントの成功事例(ベストプラクティス)を体系化したITシステムのライフサイクルマネジメントに関するガイドラインです。IT提供者に要求すべきサービス機能を整理、まとめられているITIL®は、現在グローバル標準のIT運用のバイブルとして多くの企業に採用されています。
ITIL®の入門編である「ITIL®ファンデーション」資格保有者は、国内で累計17万人を超え、IT業界のエンジニアだけでなく、ユーザー企業のIT運用業務に従事する皆さまにおいても必須の資格と言えるでしょう。
ITIL®4について
加速するデジタルトランスフォーメーション(DX)への世界の動きに対応するため、ITIL®に新バージョンが出来ました。新しいITIL®4は従来の「サービスマネジメント」の基本概念は変わらず、リーン、DevOps、AgileなどIT業界のさまざまなフレームワークやメソッドと連携します。
従来は「サービスプロバイダが顧客に価値を提供する」という考え方でしたが、ITIL®4では「サービスプロバイダとサービス消費者(従来の顧客)と一緒に価値を共創する」という考え方に変わりました。
下図は、ITIL®4での認定資格体系です。
基礎資格としてFoundation、上位資格としてSpecialist(3種)、Strategist、Leaderがあります。さらに取得した上位資格に応じて、MP(Managing Professional)、SL(Strategic Leadership)が認定されます。
MPとSLの2つの認定は、Master認定の前提条件のひとつです。
ITIL®認定試験についてのよくあるご質問
- ITIL® V3(2011 Edition)とITIL®4 は何が違うの?
- ITIL® V3(2011 Edition)ではIT業務に密着した構成になっており、ITIL®4は概念が中心で、少し哲学的です。
- ITIL® V3(2011 Edition)とITIL®4 どちらを受ければ良いの?
- どちらのバージョンにも優劣があるため、単純に比較はできません。ご自身の業務によって受講されるバージョンを決めると良いです。
<ITIL® V3(2011 Edition)をお薦めの方>
運用監視・サービスデスクなど、お客様対応のIT運用をされている方
運用センターのマネージャーの方
ITIL®を実運用に活かしたい方
ISO/IEC 20000(ITSMS)の取得を検討されている方、運用されている方
<ITIL® 4をお薦めの方>
ITIL®の最新資格を取得されたい方
ITサービスを企画される方
運用監視・サービスデスクなど、お客様対応のIT運用をされている方
運用センターのマネージャーの方
- ITIL® V3(2011 Edition)の資格はITIL®4 に移行できるの?
- ITIL®4にはファンデーション資格のブリッジ試験(V3からITIL4への資格移行試験)はありません。ITIL®4資格が必要な方は新規に取得いただくことになります。
ITIL®認定講習会のご案内
ITIL®の基礎知識をしっかり身につけたい、ITIL®ファンデーションの資格を確実にとりたい、ITIL®に準拠したIT運用を実践したい、というお客様には、ITSMを牽引する株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックの講習会をご案内しています。詳細は下記をご参照ください。
上記以外の企業向け個別講習会については、下記からお問い合わせください。
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