Microsoft Intuneが名称変更?Microsoft Endpoint Managerとは?
更新日 : 2023年10月02日
2022年10月に公開されたMicrosoft社ブログによると、Microsoft Endpoint Managerブランドは廃止され、Microsoft Intuneファミリーに変更されました。(Introducing the Microsoft Intune product family) 下記記事は、Microsoft Endpoint Managerブランドに変更された当時の情報です。ご了承ください。 |
Microsoft Endpoint Managerは、Microsoft社主催イベントのIgnite 2019で発表されました。 これにはモバイルデバイス管理ツールでお馴染みのMicrosoft IntuneとConfiguration Managerなどが含まれており、場所やデバイスを問わない一元管理を実現します。 本コラムでは、Microsoft Endpoint Managerとは何か、どんなことが実現できるのか、利用するためにどのライセンスを購入すればよいのかをご紹介します。 |
目次 |
Microsoft Endpoint Managerとは
Microsoft Endpoint Managerとは、デバイスを管理するための統合ソリューションです。 具体的には、Microsoft IntuneとConfiguration Managerを組み合わせ、エンドポイントセキュリティやデバイス管理などを1つの管理プラットフォームに統合しています。 これにより、プロビジョニングや構成管理、ソフトウェアの更新を全てのエンドポイントに対して自動化し、シンプルにします。 |
Microsoft Endpoint Managerでできること
Microsoft Endpoint Managerでは、組織のセキュリティレベルの向上と、IT・セキュリティご担当者の運用負荷を軽減させます。 |
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デバイスの管理
- 業務で利用する端末(BYOD、PC、Mac、モバイルデバイスなど)がどこにあっても一元管理
- Windows Updateの管理
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ユーザーの管理
- Azure ADユーザーやグループの管理
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アプリケーションの管理
- 業務で利用するアプリケーションの管理と配布
- BYODまたは会社所有のデバイスがリモートから安全に組織のリソースにアクセス(条件付きアクセス)
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オンプレミス管理の統合
- Configuration Managerの機能を拡張し、インターネットベースの管理が可能に
Microsoft Endpoint Managerに含まれる機能
Microsoft Endpoint Managerブランドには、下記の機能が含まれます。 |
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Microsoft Intune
- モバイルデバイス管理(MDM)とモバイルアプリケーション管理(MAM)
- Microsoft Intuneに関して、「Microsoft Intuneとは?Intuneでできることや4つのメリットについて」コラムで紹介
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Configuration Manager
- サーバー、PCを管理するためのオンプレミス管理ソリューション
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共同管理
- エンドポイントマネージャーの一部として、条件付きアクセスなどのクラウド機能を使用
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Desktop Analytics
- Windowsの更新準備に関して意思決定をするために役立つ分析情報などを提供
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Windows Autopilot
- エンドポイントマネージャーの一部として、条件付きアクセスなどのクラウド機能を使用
- Windows Autopilotに関して、「Windows10展開手法の新常識「Windows AutoPilot」」コラムで紹介
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Azure Active Directory (Azure AD)
- 「認証」と「認可」の機能を提供
- Azure AD Premiumには、動的グループ・自動登録・条件付きアクセスなど、デバイス・アプリケーション・データの保護に役立つ追加の機能が含まれている
- Azure ADに関して、「Azure ADとは?Active Directoryとの違いとメリットについて」コラムで紹介
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Endpoint Manager admin center
- ポリシーを作成してデバイスを管理するためのWebサイト
- 例えば、デバイスごとにWindows Updateの展開状況を確認可能
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利用するために必要なライセンス
Microsoft Endpoint Managerは、新しいライセンスではありません。 Microsoft Endpoint Managerの構成要素であるMicrosoft IntuneやAutopilotなどのライセンスが必要です。 一部のIntuneの機能ではAzure AD有償プランの契約が前提になるため、ライセンスとしてはMicrosoft Entra ID Premium(Azure AD Premium)が含まれているMicrosoft 365 E3またはE5をお勧めします。 Microsoft 365プラン・価格に
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まとめ
本コラムでは、Microsoft Endpoint Managerをご紹介しました。 オフィスにとらわれない働き方を推進する上で、デバイス管理の効率化やセキュリティの向上を実現するMicrosoft Endpoint Managerを導入してみてはいかがでしょうか。 JBサービスでは、Microsoft IntuneやAutopilotなどの導入を得意としておりますので、Microsoft Endpoint Managerの導入でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。 |
- Microsoft Endpoint Managerとは?
Microsoft Endpoint Managerとは、デバイスを管理するための統合ソリューションです。具体的には、Microsoft IntuneとConfiguration Managerを組み合わせ、エンドポイントセキュリティやデバイス管理などを1つの管理プラットフォームに統合しています。詳しくはこちらで紹介しています。
- Microsoft Endpoint Managerに含まれる機能は?
Microsoft Intune、Configuration Manager、共同管理、Desktop Analytics、Windows Autopilot、Azure Active Directory (Azure AD)、Endpoint Manager admin centerが含まれます。詳しくはこちらで紹介しています。