沖縄国際情報通信基盤を活用したデータセンターサービス「OCH POWER」のセキュリティ強化 沖縄クロス・ヘッドとJBサービスがセキュリティサービスで協業

2017年5月26日
沖縄クロス・ヘッド株式会社
JBサービス株式会社
JBCCホールディングス株式会社

JBCCホールディングス株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:山田隆司)の事業会社でJBグループ(*1)のマネジメントサービス事業を担うJBサービス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三星義明、以下JBサービス)と沖縄クロス・ヘッド株式会社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:渡嘉敷唯昭、以下OCH)は、沖縄県の国際情報通信基盤を活用したデータセンターサービスに、JBグループのサイバーセキュリティ対策サービス「OPTi Secure」を取り入れ、6月より国内およびアジア地域に対しサービス提供することを発表します。

1.背景

沖縄県では、沖縄を起点に首都圏とアジア(香港、シンガポール)間を海底光ケーブルで結ぶ通信ネットワーク(以下、沖縄国際情報通信基盤)を整備し、高品質なクラウドビジネス環境を国内外に提供することで、アジアにおいて国際的な情報通信ハブに成長することを目指し、長期的に様々な施策に取り組んでいます。

OCHは、この沖縄国際情報通信基盤を活用した「次世代IoTセンター」を昨年10月に開設し、遠隔からデータセンターに設置した機器の状態確認や電源操作が可能な「OCH POWER」クラウドサービスのベータ版を4月より提供しています。利用者のセキュリティニーズに応え、「OCH POWER」のセキュリティ機能を強化することを目的に、幅広いセキュリティ運用サービスを「OPTi Secure」として全国で展開するJBサービスと協業することとなりました。

2.提供サービス

「OCH POWER」は、Webブラウザ上で動作する「Web Console」を介して、利用者自らがデータセンターに設置された機器の状態確認・操作が可能です。自身が契約するラックの全体図、機器搭載・接続状況などをグラフィカルに確認できる他、温度・湿度の確認や、インテリジェントPDUを利用した電源のオン・オフ操作が可能なため、オフィスの自席などの離れた場所から日々のサーバー運用を実現します。

「OCH POWER」のセキュリティオプションとして提供する「OPTi Secure」の「次世代ファイアウォールサービス」は、アプリケーションコントロールやサンドボックス等の機能を備え、利用者のセキュリティポリシーやニーズに応じて、サービスレベルを選択することが可能です。セキュリティに特化した運用監視機能(SOC)を備えた、運用センターSMACで、24時間365日体制で稼働監視から障害回復支援まで対応するだけでなく、セキュリティログの監視や未知のマルウェアの分析なども実施し、安全・安心な運用をJBサービスが支援します。

3.今後の展開

OCHは、「OCH POWER」のセキュリティオプションとして「OPTi Secure」で提供する他のサービスメニューを取り入れ、クラウド環境におけるセキュリティの充実を図ります。OCHとJBサービスは、イベント等のプロモーション活動を共同で実施し、沖縄国際情報通信基盤を活用して、クラウドの利便性と利用者の安心の双方を実現したデータセンターサービスを日本、およびアジア地域への幅広い展開を目指していきます。

(*1)JBCCホールディングス株式会社及び事業会社の総称(https://www.jbcchd.co.jp/corporate/group/

製品・サービスに関するお問合せ先

JBサービス株式会社

サービスマーケティング セキュリティ事業 沖野

TEL:03-6380-4700 E-Mail:jbs_security@jbsvc.co.jp

報道関係のお問合せ先

JBCCホールディングス株式会社

広報 松尾/村松

TEL:03-5714-5177 E-Mail:jb_info@web.jbcc.co.jp

■OPTi Secureについて  https://www.jbsvc.co.jp/optisecure/

JBグループのSMAC(Solution Management and Access Center)を活用した統合セキュリティブランド。ITインフラに不可欠な、Webセキュリティ/ネットワークセキュリティ/エンドポイントまで、マルチベンダー・マルチアングルなサイバーセキュリティ運用サービスを提供します。

今後、さらにSOC(*)を強化し、マルウェアの分析・追跡やデータ保護・認証、IoT・クラウドセキュリティサービス、現地駆け付けサービス等、お客様の要望に応じたセキュリティサービスを順次提供していきます。

*SOC(Security Operation Center):セキュリティに特化した運用監視センター

■運用センターSMACについて(ソリューションマネジメント&アクセスセンター)  
https://www.jbsvc.co.jp/service_infrastructure/smac/service.html

SMAC(Solution Management and Access Center)。お客様のITインフラを24時間365日体制で支援する運用センター。SMACから各種サービスを一元的に提供することで、複雑なシステム運用の負荷軽減や人材不足の解消、情報セキュリティの維持管理などの課題を解決しています。万一のトラブルが発生した場合には、SMACと全国のサービス拠点が連携し、ITシステムの障害回復支援や保守サービスを行う体制を整えています。2015年4月より東京、大阪のSMACにSOC(*)機能を新たに追加し、近年その手口が高度化する標的型攻撃への対応や、マルウェアの分析等、セキュリティ技術を強化し、クラウド環境を利用した各種セキュリティ対策ソリューションを拡充しています。

*SOC(Security Operation Center):セキュリティに特化した運用監視センター

■JBサービス株式会社(JBS)について  https://www.jbsvc.co.jp/

運用センターSMAC(Solution Management and Access Center)と全国のサービス拠点をベースに、IT・セキュリティに関する監視・運用・保守サービスを提供しています。近年頻発するサイバー攻撃を背景に、セキュリティ対策サービスを強化し、お客様ごとに最適なサービスを組み合わせ、安心・安全なシステム運用を支援しています。また、医療分野、3D分野にもサービスの領域を拡大し、新たなビジネスの創出にも取り組んでいます。

■沖縄クロス・ヘッドについて  http://www.och.co.jp

ネットワークインテグレーション事業を中心に、沖縄県内データセンター利用企業への設計・構築・運用監視の提供や、「CUMO iDC2」をはじめとしたクラウドサービスを提供しています。

【関連リンク】
・沖縄国際情報通信ネットワーク
http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/johosangyo/hp_cms_change/160502_ognet.html

・おきなわ Smart Hub構想 アクションプランⅡ(平成27年度~平成29年度)
http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/johosangyo/documents/actionplan2.pdf


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