【試しに使ってみた】Microsoft Loopとは?
更新日 : 2024年04月25日
オフィスへの出社だけでなく、自宅やシェアオフィスなど働き方が多用していくにつれて、新たな課題に直面している組織も多いのではないでしょうか。 コラボレーションツールやクラウドストレージ、チャットなど様々なツールを利用していたとしても、ファイルをどこに保管していたかわからない...、期日がメンバーに共有されていなかった...なんてことはありませんか。 このような課題を解決する新たなアプリケーションのMicrosoft Loopについてご紹介します。Microsoft 365を業務で活用している方はぜひご覧ください。 |
目次 |
Microsoft Loopとは?
Microsoft Loopは、2021年11月2日に開催された「Microsoft Ignite」で発表された柔軟なキャンバスアプリケーションです。
これはドキュメントの共同編集を容易にする「Fluid Framework」のビジョンをベースに拡大したもので、新しい生産性アプリケーションとしてMicrosoft Loopは期待されています。
Microsoft Loopは、Microsoft 365アプリケーションの連携をさらに円滑にします。文章だけではイメージが湧きづらいかと思いますので、操作動画をぜひご覧ください。
Microsoft Loopのポイント
- 離れていても、一緒に作業
リモートワークをしていても、一緒に仕事がしやすいような環境を実現します。
- すべてを1つの場所で見る
1つのワークスペースに、プロジェクトに必要なファイル・リンクなどを集約し整理することで、チャット・会議・ドキュメント内での作業をシンプルにします。
- 同期を維持し、順調に進める
常に最新の状態が維持され、絵文字やGIFなどを活用してコミュニケーションをとれます。進行状況の確認として、通知やタスクなどの機能もあります。
Microsoft Loopの3要素
Microsoft Loopは、Loopコンポーネント、Loopページ、Loopワークスペースの3要素で構成されています。
まだ公開されていない製品もありますが、Microsoft公式Webサイトに記載されていた文章をもとにご紹介します。
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Loopワークスペース
プロジェクトの重要な要素をまとめ、メンバーが何の作業をしているかを把握し、目標に向けた進捗状況を確認できます。
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Loopページ
Loopコンポーネントとプロジェクトの要素(リンク・ファイル・データなど)を整理します。
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Loopコンポーネント
リスト・テーブル・ノートなどのコンポーネントを活用し、仕事の流れの中でコラボレーションします。
Microsoft Loopコンポーネントを使ってみた
Microsoft Loopのコンポーネントをチャットやメール・ドキュメントなどに組み込むことで、チームでの共同作業をさらに円滑にします。
Microsoft TeamsやOutlookなどMicrosoft 365アプリケーション内でプレビューとして提供されていますので、Microsoft 365ユーザーの方は確認してみてはいかがでしょうか。
弊社で利用しているTeams環境にLoop機能が追加されていたので、どのように利用できるかをご紹介します。
動画でも設定方法を解説しています。
このコラムで解説している内容を動画にしました。実際の画面での操作や動きを確認されたい方は、あわせてご覧ください。
Microsoft Loopが一般提供されたので、改めてYouTube動画でまとめています
設定方法
Teamsのチャットを開き、メッセージ入力欄の下にLoopコンポーネントのアイコンがあります。 Teamsのチャットから作成するコンポーネントは、OneDriveのファイルに自動的に保存されます。(TeamsのLoopコンポーネントの概要(Microsoft公式Webサイト)) |
Teamsのチャットに参加しているユーザーがLoopコンポーネントを編集できますが、リンクの設定からアクセスできるユーザーを追加したり、編集を許可したり、共同したいユーザーを編集できます。 |
Loopコンポーネントは6種類用意されていました。 それぞれどのようなイメージなのかをご紹介します。 |
コンポーネントの種類(6個)
箇条書きポイントメモやToDoリストに活用できそうなシンプルなリストです。 |
チェックリストポイント完了したタスクを1クリックで処理出来ます。 |
番号付きリストポイント箇条書きと似ていますが、番号付きのリストで管理出来ます。 |
段落ポイント長い文章も段落があることで読みやすくなります。 |
テーブルポイントテーブルは、必要な列や行を簡単に指定できます。 |
タスクリストポイントタスク項目と担当者と期限がテンプレートとして出てきます。 |
Loopコンポーネントに挿入できるもの
コンポーネント内で"/"を入力すると、Loopコンポーネントに挿入できる項目が表示されます。
具体的には、表、個人(メンション)、日付、タスクリスト、議題、画像、チェックリスト、箇条書き、段落番号、コメントが挿入でき、より見やすく・使いやすく自在に設定が出来るようになっています。
どのように挿入できるのか一例をご紹介します。
個人(メンション)ポイント個人を押すとメンションで役割分担が出来ます。 |
チェックリストポイントチェックリストや箇条書き、段落番号も自由に追加できます。 |
日付ポイント日付を選択するとカレンダーが表示され、期限などを簡単に入力できます。 |
日付ポイント日付を入力すると、本日を起点にあと何日あるのかが表示されます。 |
活用できそうなシーン
Microsoft Loopコンポーネントは、下記のようなシーンでの活用ができそうです。
- 離れた環境で仕事をするチームでの情報共有
- チームでの役割分担や進行状況の共有
- チームにおける共通目標に向けた進捗確認
- 個人のタスク管理
- 新人育成や後輩教育などの課題管理
価格・導入方法
Microsoft Loopアプリの全機能にアクセスするためには、職場アカウントを持つユーザーに対して、Microsoft 365 E3、Microsoft 365 E5、Microsoft 365 Business Standard、Microsoft 365 Business Premiumのいずれかのライセンスが必要です。
このプランを利用している企業であれば、まずはMicrosoft Loopにログインして触ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
Microsoft Loopの概要やLoopコンポーネントについてご紹介しました。
すでにMicrosoft 365の上記ライセンスをお持ちの企業の方は、実際に操作してみるとより理解が深まるかと思います。
Microsoft 365をこれから導入したいとお考えの方は、ぜひJBサービス株式会社へご相談ください。
- Microsoft Loopとはなんですか?
Microsoft 365アプリケーションの連携をさらに円滑にするキャンバスアプリケーションです。Microsoft Loopは、Loopコンポーネント、Loopページ、Loopワークスペースの3要素で構成されています。詳しくはこちらをご覧ください。