ECサービスに不可欠な低コスト高セキュリティをJBサービスのクラウドWAFで実現

株式会社東日本計算センター様

東京統括事業所の入口に飾られている、本社社屋が描かれた絵画をバックに撮影

株式会社 東日本計算センター
  • お客様:株式会社 東日本計算センター
  • 事業内容:銀行・金庫などの勘定系・情報系システムの構築、保守、リース会社のバックオフィス系開発およびデータ移行ソリューションなど
  • https://www.eac-inc.co.jp/
  • ご協力:(左から)
    • 株式会社東日本計算センター 取締役常務執行役員 経営企画部長 坂本公成 様

    • 株式会社東日本計算センター 流通サービス事業部 副事業部長 兼 営業企画部長 根本誠嗣 様

福島県いわき市に本社を構える株式会社 東日本計算センター様は、1965(昭和40)年11月6日創業の歴史ある企業です。創業当初は受託計算業務からスタートし、現在ではシステムエンジニアサービス、ソリューションサービス、システムインテグレーションサービス、セキュリティコンサルティングなど多岐にわたる事業を行っています。

2021年4月より、新サービス「BtoBtoC ECサイト構築ソリューション」の提供を開始しました。同サービスでは、ECサイトに不可欠な高いセキュリティを保持する手段として、JBサービスが提供しているクラウド型WAF「Barracuda WAF-as-a-Service SMAC Edition」を利用しています。

こで本記事では、株式会社 東日本計算センター 東京統括事業所にて、取締役常務執行役員 経営企画部長 坂本公成氏、および流通サービス事業部 副事業部長 兼 営業企画部長 根本誠嗣氏にお話をうかがいました。同社が提供する新サービスの概要を教えていただきつつ、そのパートナーとしてJBサービスを選択した理由についてもご紹介します。

新サービスのセキュリティを担うサービスを検討、実績とコストからJBサービスのクラウドWAFを選択

  • まずは、東日本計算センター様の主な事業についてお教えください。
  • 弊社は、情報サービス事業者として1965年に福島県平市(現・いわき市)で創業しました。サービスのご提供先は自治体、医療、金融、流通、自動車、鉄道など、幅広い業種におよびます。システム開発をはじめ、ITインフラの整備、運用・保守などトータルな情報サービスを提供しています。

    なお、2019年4月には、いわき市内の廃校となった建物を利用して「ながとイノベーションセンター」を開設しました。このイノベーションセンターでは、産学連携プロジェクトの具体化や事業のイノベーションが行われています。また、ICTを基に地域住民の方々とコミュニケーションを図る、新たな交流の場としても活用されています。

  • 今回の、サービス開発のプロジェクトが発足した経緯についてお教えください。
  • 私たち、東日本計算センター東京統括事業所では、古くからお付き合いのある大手小売業企業様のお客様の担当窓口を請け負っています。これまでも、Webサイトの制作やシステム構築案件から運用支援までのサービスを提供させていただくことを含め、数十年にわたってのお付き合いがありました。

    そのようなお付き合いを続けていくなかで、「従業員向けの記念品販売サイト」といったBtoBtoC ECやBtoE ECと呼ばれる、特定の利用者向けに一定期間のみ運用するECサイトをスムーズに構築できるサービスへのニーズを見出しました。お取引先様にとってもユーザーにとっても使いやすく安心して利用・運用できるECサービスをご提供できないかと考え、ECサイトを設置した期間の分だけ料金が発生する、従量課金型のECサービスのプロジェクトが立ち上がりました。

    開発中の2020年の11月か12月ころのタイミングで、お取引先様から「来年の4月頃からぜひ利用したい」という具体的なご要望をいただきました。そのため、急遽サービス開始時期を早めなければならない状況になったわけです。
    ECサイトには個人情報の入力が必須となるため、セキュリティ面には十分な配慮が必要です。しかし、ご要望いただいている内容上、期間限定かつ安価で利用できるサービスを想定しなければなりません。

    となると、自社内で機器を設置して運用する形はコストを考慮すると現実的ではなくなってしまいます。それに加え、短期間で仕上げなければならないことやクラウド環境を活用すること、そしてセキュリティ運用に対する経験値についても不安が出てきました。その結果、実績のある外部セキュリティサービスを活用しようと決断しました。

  • その課題の解決策として、JBサービスのソリューションを選択した理由をお教えください。
根本様
  • 当社では、セキュリティ機器としてBarracuda(バラクーダネットワークス)さんの製品を導入し、自社内で運用しています。しかし、セキュリティ機器の運用の手間とコストが課題となっており、セキュリティ運用の外注先を探しておりました。そこで当社と元々お付き合いのあった企業様からご紹介いただいたのが、JBサービスさんでした。
    そして、あらためてJBサービスさんよりご提示いただいたサービスが「Barracuda WAF-as-a-Service SMAC Edition」です。

セキュリティ運用を外注するにあたっては、念のため他の数社の製品やサービスとの比較も行っています。しかし、運用開始後に設定変更をするとその都度コストが発生するなど、条件や予算に見合うものはなかなか見つかりませんでした。

一方、JBサービスさんのご提示では、設定変更も構築と運用のサービスに含まれており、コストや納期、規模感といった点で私たちの希望とマッチしたものになっていました。また、セキュリティ関連システムの運用実績についても申し分なかったので、JBサービスさんにお願いすることにしたんです。

顧客の評価も良好で2年目に入り案件数が倍増
新しいビジネスモデルとして社内の機運も高まる

  • 実際に、JBサービスからの提供サービスについてのご感想と効果をお教えください。
  • 今回は先に述べましたように、お客様からのご要望によりサービスのローンチ時期が動かせない状況になっていました。そのなかで、一定のセキュリティ性を担保しながら確実にサービスを構築して、期限どおりに提供するのは大変なことです。

    非常に短い期間での開発が余儀なくされてしまっていたなか、JBサービスさんはレスポンスも早く、急な相談にも私たちが希望する以上のパフォーマンスで応えていただけました。こちらも急遽のご要望だったなか、本当に助かりました。

    その後、現在までの間にも何かあったときすぐに動いていただけたことが何度かあり、重ね重ね助かっているなあと思っていますね。

    なんといってもJBサービスさんは「24時間、有人対応」というところが大きいです。深夜や早朝になるとエンジニアさんの数は限られるとはいえ、オペレーターさんが必ず対応してくれるのはありがたいです。休みなく動いているECサイトを扱っている身としても、これは大変頼りになる点ですね。

  • サービスの提供先となるお客様側の反応は、いかがだったでしょうか?
  • 運用を始めたのは、2021年の4月からとなります。数えますと、今年の4月でちょうど丸2年ということになりますね。 使った分だけ稼働し、課金されるというサービスの特性もありつつ、また初年度は立ち上げ時期だったということもあり、私たちとお客様の両方とも、さまざまな試行錯誤をしながら動かしていくという状況でした。そのため稼働案件も少なく、コスト面でのメリットもそれほど大きくはなかったと思っています。

    ですが、1年間使ってみると稼働数も増えてきて、お客様側でも一定の効果と安心感を持っていただけたようです。おかげさまで2年目に入ると、案件数も2倍になりました。
    加えて、同様のスタイルでの新規取引や紹介にもつながっているとの評価をいただくようになっております。新たな他社さんからの引き合いも、1カ月あたり1~2件ほどいただけているかなというペースですね。

  • 今回のプロジェクトについて、東日本計算センター様社内の反応としてはどのようなものがありましたか?
  • 高いセキュリティレベルを維持したサービス提供型のビジネスモデルは、私たちとしても初めてのチャレンジだったと思っています。それだけに、初年度に関してはさまざまな戸惑いもあったかなという所感でしたね。しかし、2年目に入ってから多くの面で手応えを感じられるようになってきたと思います。

    引き続き無事順調に推移していますので、現在はさらなる拡大を推し進めるための体制作りにも取り組んでいるところです。また、一部ではありますが、他の部門でも同様のサービスについて検討が進んでいるといったところでしょうか。

    今回のプロジェクトは、当社のビジネスモデルにも大きな変化を与えていると感じています。とはいえまだ2年を経過したばかりなので、さまざまな面で改善や改良が必要な部分もありますし、これからも新たに出てくるかもしれません。しかしそういった状況も含めつつ、社内からも一定の理解や賛同が得られていると認識しております。

新しいビジネスの柱として成長を希望
そのための協力をJBサービスに期待

  • それでは、貴社の今後の展開や広げていきたいことについてもぜひお聞かせください。
  • まずは、今のお客様にもっと当社のサービスを利用していただきたいと思っています。そのため、サービス自体の改善と改良を今後も継続的に検討していくつもりです。また、将来的には、他のさまざまなお客様に対しても同じサービスを積極的に展開していきたいと考えています。
坂本様
  • このサービスがもっと拡大していくことはもちろん、最終的に当社のクラウドサービスベンダーとしてのビジネスを支える柱の1つとなってほしいと思っていますし、それが現状での理想です。

    当社の事業は、基本的に受託開発をメインに行っています。もちろん、お客様のビジネスに貢献するシステムの開発は非常に重要なミッションにはなります。ですが、当社が企業として成長していくためには、私たちが自社でサービスを作り上げて、それらを提供していくことも必要になってくるのではないかと考えています。

自分たちの手で開発したサービスが市場に広がっていき、さまざまな提供先にどんどん使ってもらえる。そうなれば、当社の若いエンジニアたちもさらなる自信とやりがいを得て頑張っていくことができますし、それを経てもっと意欲的に仕事にも携わっていけると思うんです。
  • 今後、JBサービスに期待することはありますか?
  • 今回、私たちが提供しているサービスは、従量課金制の比較的安価なものです。しかしそれだけに、コスト管理と開発・提供・改良のスピードが重要になってきます。

    たとえば、本格的なセキュリティ診断テストを実施しようとすると、それなりのステップが必要となります。結果、期間もコストも相応にかかってくることになってしまいます。そこでステップを最小限にしたり、自動化の技術を使ったりして、私たちのサービスに見合ったものが生み出せないだろうかと考えています。

  • また、Webサービスだけではなく、スマートフォンなどのアプリなど時代に合わせたサービスの提供モデルについても検討していきたいですね。実際にスマートフォンでのご利用が増えていることも確認できていますので。ユーザー様側の利用スタイルに合うものをご提供するためには、今後も新しいやり方を取り入れなければならないでしょう。

  • ただ、実際にやろうとすると、いろいろと難しい問題が出てくるでしょう。なかには、私たちだけでは解決できない問題もあると思います。そんなときには、またJBサービスさんに相談させていただくことになるでしょう。 これまでも、JBサービスさんにはいつも私たちのビジネスに合わせて柔軟に対応していただき感謝しています。そしてこれからも、この新しいビジネスの成長に力を貸していただけると幸いです。

お役立ちコンテンツ

3分でわかるクラウドWAFサービス紹介動画

クラウド型WAF「Barracuda WAF-as-a-Service SMAC Edition」は、お客様のWebサイトをサイバー攻撃から徹底的に保護します。

WebサイトクローキングやWebアプリへのなどの様々な攻撃からWebサイトを防御し、WAFの煩雑な設定作業や運用作業はJBサービス株式会社の専門家にすべてお任せいただけます。

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