中小企業に適したセキュリティ施策として JBサービスの「運用サービス」を採用!
お客様:株式会社コンサルトファーム ご協力:代表取締役社長 丸谷 哲司 氏 |
中小企業に向けたITコンサルティングサービスを提供する、株式会社コンサルトファーム様。同社様では、主要顧客である中小企業より寄せられるインターネットの脅威に向けた対策に関する要望に、日々課題を感じていらしたそうです。現在はそれらを解消する手段として、JBサービスの「次世代ファイアウォール運用サービスS」を利用したセキュリティサービスの提供を行っています。こちらの記事では、株式会社コンサルトファーム 代表取締役 丸谷哲司氏に、中小企業が抱えるITやセキュリティの課題と、対策手段に「次世代ファイヤーウォール運用サービスS」を採用した理由についてお話をうかがいました。
※次世代ファイアウォール運用Sは現在新規受注を停止しています。後継サービス「次世代ファイアウォール運用T」については、こちらでご紹介しています。
課題・背景:中小企業が抱えるIT&セキュリティの課題とは
―――事業内容についてお教えください。
丸谷氏:私たちの事業は、大きく分けると2つあります。1つは中小企業様に向けたシステム導入の支援やRFP(提案依頼書)の作成、業者選定などのお手伝いを行う、ITコンサルティングサービスです。もう1つは、ビルメンテナンス業様向け基幹システムパッケージの販売と運用サービスの提供です。私は、以前に勤めていた企業でビルメンテナンス業様向けのシステム開発を行っていました。独立後は、その知識と経験を活かしたサービスを提供しようと考え、弊社設立(2000年3月)の翌年に、ビルメンテナンス業様向けの基幹システムパッケージである「e-ビルメンテシリーズ」の提供を開始しました。現在は、「ビルメン.net ( https://ビルメン.NET <https://xn--qdk2a3a7a.net>) 」と名称を変更し、クラウドとオンプレミスそれぞれに対応したパッケージを提供しています。
―――実際の現場を見て感じた、中小企業のITが抱える課題
丸谷氏:まず、一番に挙げられるのが、ITを担う人員の不足です。中小企業の場合、社内のITを担う情シス(情報システム部)のメンバーが1人か2人しかいないこともあります。企業によっては専任の情シスがおらず、総務や経理の担当者が兼務するケースも少なくありません。このように人手が足りないため、 社内のITトラブル対応で手一杯になり、 必要な システムの導入や改善などにまで手が回らなくなりがちです。それらをサポートすることも、私たちが担うミッションの1つです。
課題解決の方法:セキュリティ強化の支援策として「次世代ファイアウォール運用サービスS」を選択した理由
―――中小企業における昨今のセキュリティ事情はどのようなものになっていますか?
丸谷氏:先ほどお伝えしたように、中小企業の現場は情シスの人員が不足しているので、セキュリティ対策まで手が回っておらず、意識も高いとは言えないのが実態です。ただ、当然ですがそのままで良いわけがありません。例えば、私たちが主にサービスを提供しているビルメンテナンス業界では、その顧客となるビル会社側のセキュリティ意識は高く、大規模なオフィスビルなどでは、数年前と比べて入退館時のセキュリティチェックが非常に厳しくなっています。そのような現場に入って作業をするわけですから、ビルメンテナンス業者の側にも、相応のセキュリティ対策が求められるようになりつつあります。
今後、新規契約や更新の際には、「どのようなセキュリティ対策を行っているか」について提示を求められるようになるでしょう。そのときに「なにもしていません」では、お話にならないと言われても仕方ありません。この、現実と現場の間にある意識のギャップは非常に大きな課題だと感じています。
―――そのようなギャップを解消するために、どのような働きかけを行ったのかお聞かせください。
丸谷氏:それはもう、地道な作業の繰り返しでした。診断レポートを作ってお客様にお渡ししたり、セキュリティ関連のセミナーに招待したりするなど、長い時間をかけて少しずつ意識改革を進めていきました。最初にお話をしてから、「 じゃあやりましょう! 」となるまでに、3~4年かかったこともあります。
―――そのような活動を続けていた丸谷さんが、セキュリティのソリューションとしてJBサービスの「次世代ファイアウォール運用サービスS」を利用しようと考えたきっかけとはなんでしょうか。
丸谷氏:お客様にセキュリティの重要性を訴える以上、 求められたときに解決策を提示する義務が私たちにはあります。その解決策となるサービスを検討していたところ、JBサービスさんのソリューションにたどり着きました。
実は、以前勤めていた会社でJBサービスさんの前身で あるJBCCさんとお付き合いがあって、一緒に仕事をさせていただいていたんです。その関係もあって、中小企業様のセキュリティにフィットするサービスがないか相談と 検討を重ねた結果、「次世代ファイアウォール運用サービスS」が適していると考えました。それともう1つ大きな ポイントとなったのは、JBサービスさんに対する信頼と安心感です。一緒に仕事をさせていただく中で、サービスの質・優秀さをよく理解しています。
―――実際に導入しているお客様からの反応があれば教えてください。
丸谷氏: 現時点では、複数社の企業様にこのサービスを導入していただいています。「今、何が起きていて、どんな課題があって、どう対処すべきかがわかる」という点を評価いただいています。現状把握から改善までのサイクルをお客様が理解して実行できる。これは、導入以前と比べると大きな進歩です。
今後について:より幅広い領域でJBサービスとの連携を期待
―――今後、どのような展望をお持ちでしょうか?
丸谷氏:今後、中小企業のクラウドシフトをサポートするサービスを、今まで以上に広げていきたいと考えています。確かに、現時点のITやセキュリティに対する意識は、まだまだ十分なものとは言えません。ですが、3~4年前と比べると、大きく進歩しているのも事実です。
以前は、クラウドに対して拒否感を示す方がかなりの数いたと思います。 ですが、 クラウド化されたパッケージソフトやサービスの利用が進んでいることもあり、 現在ではクラウドの導入に難色を示す方はほとんどいなくなりました。システムをクラウドに移行するかどうかの判断は、タイミングが合うかどうか次第となっています。
今後、中小企業においてもクラウド化は間違いなく進んでいくでしょう。とは言え、オンプレミスを必要とするシステムもありますから、すべてを完全にクラウド化するにはもうしばらく時間が必要でしょう。その辺りのバランスを見極めながら、 時代に合った適切なサービスを提供していきたいと考えています。
―――今後、JBサービスに期待することがあればお教えください。
丸谷氏:私たちはITコンサルティングがメインの仕事ですが、システムの構築も行っています。 その主な理由は、システムの中身も理解できていないと、 お客様に正しい情報を伝えられないからです。とは言え、私たちも決して大きな会社ではないので、足りない部分については、今後もJBサービスさんのお力を引き続きお借りしたいと思っています。 それと、 例えばセキュリティのリテラシー(知識と体験)を広げるための教育サービスのような、 新しい取り組みを一緒に行っていけたらうれしいですね。
株式会社コンサルトファーム様は、お客様にとって良きパートナーであり、良きアドバイザーとして、信頼も厚く、セキュリティの取り組みについてもお客様はよく理解されています。
引き続きセキュリティ運用サービスをご支援させていただき、お客様内のセキュリティ意識向上についてもトレーニングサービスとしてご一緒にご提供させていただけたらと思います。
サービスソリューション営業本部 東日本営業部 杉沢 操