Microsoft Intuneの購入方法・ライセンス体系・選び方を解説

Microsoft Intuneの購入方法と価格

本記事では、Microsoft Intuneの購入方法やライセンス体系、ライセンス選定時の考え方、価格の確認方法についてご紹介します。具体的な価格は契約形態や購入方法によって異なるため、最新情報はMicrosoft公式ページまたは販売パートナーでご確認ください。

働き方改革やハイブリッドワークの推進により、PC、スマートフォン、タブレットなど多様なエンドポイントの管理とセキュリティ対策が重要になっています。こうした課題に対応するサービスとして、Microsoft Intuneが注目されています。

Microsoft Intune がどんなことを実現できるのか、どんな課題をもった人がぴったりなのかなどについては、「Microsoft Intuneとは?Intuneでできることや4つのメリットについて」でご紹介をしております。

Microsoft Intuneの利用に必要なライセンス

Microsoft Intuneは、単体ライセンスとして購入する方法に加え、Microsoft 365やEMS(Enterprise Mobility + Security)に含まれるライセンスとして利用することもできます。現在はMicrosoft Intune Plan 1、Plan 2、Microsoft Intune Suiteなどのライセンス体系が提供されています。

EMSについては、「Enterprise Mobility + Security(EMS)とは?クラウドセキュリティの基礎知識」にて詳しく解説しています。

Microsoft Intuneプラン一覧

プランとしてはMicrosoft Intune(Plan 1)、Microsoft Intune Plan 2、Microsoft Intune Suite、アドオンとして購入可能な機能があります。

プラン位置づけ主な用途
Microsoft Intune Plan 1 基本サービス デバイスとアプリのクラウドベース統合エンドポイント管理
Microsoft Intune Plan 2 Plan 1への追加 高度なエンドポイント管理機能を追加
Microsoft Intune Suite Plan 1への追加(Plan 2を含む) 高度なエンドポイント管理とセキュリティ機能を統合
  1. Microsoft Intune(Microsoft Intune Plan 1)
  2. Microsoft Intune Plan 2
    • Microsoft Intune Plan 1に追加して利用できるアドオンプランです。Microsoft Intune Suiteに含まれています。
  3. Microsoft Intune Suite
    • Microsoft Intune Plan 1に追加して利用できるアドオンプランです。Plan 2を含み、さらに高度な管理機能を利用できます。
  4. アドオンとして購入可能
    • Microsoft Intuneリモートヘルプ
    • Microsoft Intuneエンドポイント特権管理
    • Microsoft Intune高度分析
    • Microsoft Intuneエンタープライズアプリケーション管理
    • Microsoft Cloud PKI

Microsoft Intuneアドオン機能

Microsoft Intune Suiteなどを契約することでさらに便利な機能が利用できます。

Microsoft Intuneリモートヘルプ

ヘルプデスク担当者とユーザーを安全に接続するためのクラウド型サポートソリューションです。

  • 認証およびセキュリティ制御:直感的に操作できるアプリに加え、条件付きアクセスポリシーや多要素認証を組み合わせることで、ヘルプデスクとのすべての接続を安全に保護。
  • デバイスのコンプライアンス確認:セッション開始前にコンプライアンスに違反しているデバイスを検出し、潜在的な脆弱性をリアルタイムで事前対応可能。
  • ロールベースアクセス管理:Intuneの管理コンソールを通じて、支援を行うユーザーと対象者、ならびに付与する権限を細かく制御。検証済みの組織情報を利用することで、信頼性の高い接続を実現。
  • ServiceNowとの連携(Intuneコンソール):Intuneコンソール上からServiceNowのインシデントを直接利用できるため、問い合わせ対応から解決までの時間を短縮。
  • セッションレポート機能:接続が行われた日時、対象デバイス、オペレーティングシステムなど、ヘルプデスクとのやり取りに関する分析データを確認可能。
Microsoft Intuneエンドポイント特権管理

標準権限で利用しているユーザーが、組織の承認に基づいて必要な場合のみ権限昇格を行えるようにする仕組みです。エンドポイント特権管理で提供される機能は以下のとおりです。

  • 自動的な権限昇格:管理者権限が必要なアプリケーションを、ユーザー操作を妨げることなく実行できるようにし、業務上の手間を軽減。
  • ユーザー操作を伴う昇格:追加の確認や検証を実施したうえで、IT部門が承認したアプリケーションをユーザーが管理者権限で起動。
  • レポート機能:権限昇格の利用状況を詳細に可視化し、組織全体における特権使用の確認や監査が容易に。
Microsoft Intune高度分析

IT管理者がエンドユーザーの利用体験を把握し、問題が顕在化する前に改善へつなげるための、データ分析を基盤とした機能群です。

  • デバイスクエリ:デバイスの稼働状況をほぼリアルタイムで取得し、構成情報やパフォーマンス指標に関する重要なデータを確認可能。
  • デバイスコーホート:機械学習によって抽出されたデバイス間の共通パターンを分析し、重要度が中〜高レベルの異常について原因の特定を支援。
  • バッテリー健全性の分析:バッテリーの状態や使用傾向、発生しつつある問題に関するインサイトを提供し、ハードウェアの活用効率や調達判断の最適化に役立つ。
  • デバイススコープ:IT管理者が定義したスコープタグを用いて、登録済みデバイスの一部に絞ったエンドポイント分析を実施し、カスタマイズされた推奨事項やスコア、詳細な分析結果を取得。

  • 拡張されたデバイスタイムライン:イベント履歴を時系列で確認でき、データ遅延を抑えた強化版タイムラインを活用することでトラブルシューティングを効率化。

Microsoft Intuneエンタープライズ アプリケーション管理

セキュアにホストされたエンタープライズ向けアプリカタログを活用し、アプリケーションの発見から展開、更新までの運用を効率化するためのソリューションです。あらかじめパッケージ化されたアプリが提供されるため、安全な環境でアプリの検索、配布、更新をスムーズに実施できます。

  • アプリ管理業務の効率向上:アプリケーション管理の手順を簡素化することで、運用にかかる時間を削減し、管理負荷を軽減。Intuneの管理コンソールから、アプリの検出、パッケージ化、一元的に更新。
  • セキュリティリスクと脆弱性への対策:潜在的なリスクを抑制し、セキュリティ上の脆弱性が判明した場合には、速やかに修正プログラムをアプリへ展開。
  • 更新通知とアラートによる最新状態の維持:旧バージョンのアプリケーションを事前に把握し、ガイド付きのアップグレード機能を利用して、常に最新かつ安全な状態を保つ。
Microsoft Cloud PKI

利用者が複数の認証機関を構成し、Intune で管理されているデバイスに発行された証明書の発行から失効までのライフサイクルを管理できる、クラウド型の公開キー基盤(PKI)ソリューションです。

  • 登録機関機能:Windows、iOS、macOS、Android など、Intune 管理下にあるデバイスに対して、証明書を自動的に配布。
  • 証明書管理:デバイスがインベントリから削除された場合や、ワイプまたは登録解除された際に、証明書の自動失効および手動による失効処理。
  • レポート機能:ユーザーおよびデバイスに発行された証明書の状況を把握できる、詳細なレポートを提供。
  • 証明書ベース認証:パスワードレス認証の実現に向けた取り組みの一環として、Wi‑FiやVPN などの各種認証シナリオに対応。

EMSやMicrosoft 365に含まれるIntuneを活用するメリット

どのライセンスを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。それぞれのおすすめ機能をご紹介します。

EMSに含まれるIntuneを活用するメリット

1.多要素認証

あらかじめ指定した電話番号へのPIN送信や、ユーザー自身の指紋などの生体認証によって認証を強化させ、不正アクセスを防ぎます。

2.条件付きアクセス

テレワークなど会社の外からアクセスする場合は、多要素認証を求めるように設定し、よりセキュリティを強固にすることが可能です。
また、あらかじめ決められたパスワードポリシーを満たしていない場合や、社内で規定しているOSバージョンにしていない場合など、ポリシーを満たしていない端末からのアクセスを拒否することも可能です。

EMS E5を使うメリット

EMS E5では、EMS E3の機能に加えてさらに2つのおすすめの機能があります。自社にはどちらのライセンスを購入した方がよいのかお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

1.シャドーITの撲滅

Microsoft Defender for Cloud Apps(旧称:Microsoft Cloud App Security)が含まれているため、シャドーIT対策も実現することが可能です。社内で使用を許可していないSaaS製品の使用を防ぎ、セキュリティリスクを減らします。

2.ID保護でもしもの時も安心

Microsoft Entra ID Protection(Azure Active Directory Identity Protection)も含まれており、IDに関する脅威を検知できます。例えば、普段とは異なる場所からのサインインや、匿名のIPアドレスからのサインインなどが挙げられます。

またリスクの高いIDはアクセスさせないといった、条件付きアクセスと連動してセキュリティレベルを維持できます。

ライセンスの考え方

必要なライセンス数を試算する上で、3つのポイントがあります。

1.サブスクリプション方式

Microsoft Intuneは、永続ライセンスではありません。

機能を利用する期間中は、毎月または毎年ライセンスを更新する必要があります。

2.課金体系はユーザーまたはデバイスライセンス

Microsoft Intuneは、利用するユーザーまたはデバイス単位でライセンスが必要です。

例えば、50名の社員が在籍する企業が利用する場合は、50ユーザーライセンスが必要です。

3.ユーザーごとのデバイス登録数

Microsoft Intuneでは、ユーザーごとのデバイス登録数を制限でき、最大15台まで登録可能です。ただし、Windows Autopilotなど一部の登録方法ではIntuneのデバイス制限が適用されない場合があります。

Microsoft Intuneのライセンス費用を確認する上では、利用予定のユーザー数と管理対象デバイス数を確認するようにしましょう。

導入方法・構築方法は? Microsoft Intuneに関するご相談はお気軽に!

Microsoft Intuneの購入方法についてご紹介しました。JBサービス株式会社では、Microsoft Intuneを活用したセキュリティ対策の導入をご支援いたします。Microsoft Intuneの導入を経験豊富なエンジニアが対応しますので、導入支援会社をお探しであればお気軽にご相談ください。

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