BYODに必要なセキュリティ対策とは?
更新日 : 2021年04月16日
働き方改革やBCP対策の一環として、テレワークの導入やICT環境の見直しを行う組織が増えています。 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、テレワークを導入・実施せざるを得ない状況下になったことから、私物デバイスを活用した業務を許可した組織もありますが、そのまま使用し続けてはいませんでしょうか? 本日は、BYODの概要をおさらいしたうえで、安全にBYODを活用するポイントをご案内します。 |
目次 |
BYODとは
BYOD (Bring your own device)とは、従業員が所有するパソコンやスマートフォンといったデバイスを業務に使用することを指します。 従来は、業務上で利用するICT機器は組織が従業員に貸与することが一般的でしたが、使い慣れた端末による働きやすさや端末導入コストの削減などの観点から、従業員が持つ私物のデバイスを業務に利用することを許可する流れが広まっていきました。 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「2015年度中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査」によると、小規模企業の過半数(50.3%)が社員の私物端末の業務利用を認めている、という報告もありました。 ただ、総務省の調査によると、2018年時点でBYODを導入している組織は日本では20%に満たず、諸外国と比較すると決して高くはありません。 |
BYODのメリット・デメリット
メリット
デメリット
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BYODをより安全に活用するためには
運用ルールの制定
セキュリティ対策を実施
シャドーITの横行や情報漏えいを防ぐ
セキュリティ意識の向上
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まとめ
BYODの概要と安全に使うためのセキュリティ対策をご紹介しました。 BYODには使い勝手の良さやコストの面で魅力はありますが、活用する上で対策をきちんと実施しないと、情報漏えいなどのトラブルが発生する可能性があります。 情報漏えいが発生した場合、社会的信用の低下や業務の一時停止、対策費用発生や損害賠償を請求される恐れもあります。リスクを可能な限り減らしたうえで、BYODを活用できるようにしましょう。 参考 |