バックアップアプライアンス Barracuda Backup
バックアップの重要性が高まっています
大規模な停電や浸水・土砂崩れなどの甚大な被害をもたらした台風15号・19号は記憶に新しいところですが、日本では毎年のように地震や台風・大雨などによる自然災害が各地で発生しています。
災害は自然によるものだけではありません。突発的に発生する脅威の1つに、近年増え続けているサイバー攻撃があります。感染したコンピュータ内のデータを使用不能にし、その復帰と引き換えに「身代金」を要求するランサムウェアによる被害も後を絶ちません。
このほかにもハードウェア故障、人的ミスなど、不慮の事故によるシステム停止・データの損失など、企業は緊急事態に見舞われた際、いかに被害を最小限に止めて、事業を継続できるかが重要な課題となっています。
最後の砦のバックアップ! いざという時に役立たない?
DR(災害復旧)/BCP(事業継続計画)を考える上で、バックアップは極めて重要です。「うちは毎日バックアップをとっているから万が一のときも大丈夫!」とお考えのお客様も多いと思われます。
しかし、残念ながら有事の際に「正しくデータを戻せなかった」、「戻すまでに非常に時間がかかってしまった」というお話をよく伺います。
その理由の1つは"バックアップ運用管理の煩雑さ"にあります。
バックアップはシステムごとに異なるツールや運用ルールで実行しているというケースが多く、いざというときに、どのデータが最新かわからない、リストア手順が分からない、といったトラブルが発生しがちなのです。
2つ目の理由は"バックアップを被害を被りやすい場所に保管していること"です。
東日本大震災では、事業所内の耐火金庫で保管していたバックアップメディアが、津波によって金庫もろとも流されて失われてしまった事例があります。また外付けハードディスクやネットワークドライブに取得していたバックアップデータごと、ランサムウェアによって暗号化されてしまったという事例もたくさん報告されているのです。
BCP対策とランサムウェア対策を1台で実現
Barracuda Backupはソフトウェアとハードウェアが一体化したバックアップアプライアンスです。構築後はクラウド上のGUIから操作が可能なため、どこにいても設定ができ、大容量ファイルや大量の小容量ファイルを含むサーバーのバックアップやリストアも高速に実行することができます。
またオプションサービスを利用して、クラウド環境に二重にバックアップを行うことが可能です。もしアプライアンスが故障してもクラウドポータルから個別にファイルをダウンロードすることができるため、有事の際も安心です。
おすすめしたいお客様
- バックアップのためのコストや人的リソースを割けないお客様
- 担当者がいない拠点におけるバックアップを実現したいお客様
Barracuda Backup が選ばれる理由
1.国内シェアNo.1のバックアップアプライアンス(※2017年 株式会社テクノ・システム・リサーチ調査)
2017年8月のバックアップ機能を持つアプライアンスの国内シェア市場において、主要なバックアップアプライアンスベンダー7社のうち、Barracuda BackupはシェアNo.1を獲得しました。
一般的にバックアップシステムは、ハードウェアとソフトウェアが別々のソリューションが多い中、バラクーダはバックアップアプライアンスを採用をすることで、構築時は箱から開けて、基本設定とバックアップジョブの設定を行うだけ。
また、トラブル時の切り分けについても、ハードウェア、ソフトウェアの切り分けが不要のため、解決までの時間を大幅に削減します。
2.ライセンスフリー
Barracuda Backupは、バックアップ製品についてまわる複雑なオプションや追加ライセンスを一切なくし、ライセンスフリーを実現しました。
システム・アプリケーション・仮想環境、すべてのバックアップが追加料金不要でご利用頂けます。
3、直感的な操作でどこからでも状態確認・操作可能
Barracuda BackupはクラウドベースのWebGUI(日本語)により、どこからでも状態確認・操作が可能です。
またBox To Boxなどにより機器を複数管理している場合も、単一ユーザインターフェースで、すべてのバックアップサーバを管理することができます。
Barracuda Backup の主な機能
LivebootTM (仮想化対応)
Barracuda BackupでVMware環境をバックアップするお客様は、Barracuda LiveBootによって、仮想環境がダウンした場合に、ローカルのBarracuda Backupをストレージとして実行し、保護対象のVM(仮想マシン)を重複排除の状態から数分以内にブートできます。
国内クラウド・セキュリティも万全
遠隔バックアップ先となるクラウドサービス拠点は、安心の日本国内のデータセンターを利用しています。
日本国内にあるクラウドIDCは、ファシリティスタンダードの最高基準「ティア4」ないし「ティア3」に準拠。セキュリティも万全です。
バラクーダセントラル
バラクーダの統合管理インターフェースにより通知機能、ファームウェアの自動更新機能、リモートサポート機能でお客様の運用を手助けしています。
Barracuda Backup の導入構成
Barracuda Backupは構成に合わせて、2種類の導入方式をお選び頂けます。
Box To Box
2台のBarracuda Backupを利用して、バックアップをローカルと遠隔地の2箇所で保存できる構成です。VPNなどを利用して、社内ネットワークを利用してバックアップの遠隔化・二重化を実現します。
Box To Cloud
バラクーダが運用するクラウドストレージサービスを利用して、バックアップデータを同期する方法です。
遠隔地バックアップを安価に、簡単に実現可能な導入構成です。
モデルラインナップ
お客様の必要容量に合わせてモデルをラインナップしています。
最初に取得する総データ量の倍以上の容量を有するモデルをご選定ください。
* Barracuda Backupでは保存容量の一部をシステムで利用するため、実際に利用できる容量は90%となります(モデル990以上は 98%)。
モデル | 190 | 290 | 295 | 390 | 490 | 690 | 790 | 890 | 895 | 990 | 995 | 1090 |
保存容量 | 1TB | 2TB | 2TB | 4TB | 6TB | 12TB | 16TB | 24TB | 32TB | 48TB | 80TB | 112TB |
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