Windows Server 2008の延命対策 - Azureに移行しよう!
更新日 : 2020年08月17日
Windows Server 2008のEOS対策はお済みですか?
Microsoft Windows Server 2008のサポート期間が2020年1月14日に終了し、脆弱性の修正やセキュリティ更新プログラムの提供も終了します。
マイクロソフト社ではサポート終了日までに
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- 最新バージョンにアップグレードする
- 同社と延長サポート契約を締結する
のどちらかを実行するように強く薦めていますが、サーバーのアップグレードは容易ではありません。OSやハードウェアの費用だけでなく、Windows Server 2003の移行と比べて、Windows Server 2008の移行の手間も3倍かかると言われています。また業務システムサーバーとして利用している場合は、アプリケーションの改修やテストも必要になり、さらに時間もかかります。延長サポート契約については、最新バージョンのライセンスコスト全額の75%の料金が1年ごとに必要になります。このような人手とコストの問題から移行したくてもできないケースも多いと考えられています。
マイクロソフト社によると、Windows Server 2008の稼働台数は2018年12月の時点で48万台残っており、サポート終了時の2020年1月の時点では17万台が残ることが予想されています。
Windows Server 2008 を使い続けることによるリスク
しかし、セキュリティプログラムを更新しないまま運用を続けることは大変危険です。
近年のサイバー攻撃は高度化・巧妙化し、ウイルス対策ソフトでは検知できない「ファイルレスマルウェア」など、脆弱性を悪用されれば、更新プログラム以外の方法で対処するのは困難です。
また2020年は東京オリンピック開催により、大規模なサイバー攻撃に狙われることも危惧されており、サポート対象外のOSを使い続けることは、重大なセキュリティやコンプライアンスのリスクが生じる可能性があるのです。
仮にセキュリティに問題がなかったとしても、古いサーバーを使い続ければ、ハードウェアの老朽化による故障というリスクは避けられません。
Windows Server 2008 の延命対策とは?
このような状況の中、マイクロソフトは、Windows Server 2008 をAzureの仮想マシンに移行することで、2023年1月までの3年間、延長セキュリティ更新プログラムを無償で提供するという救済措置を発表しています。
これを利用することにより、移行までの時間的猶予が得られるため、短期間でのバージョンアップによるリスクを回避することが可能となります。業務システムの改修や別のソリューションへの乗り換えも余裕をもって行うことができるでしょう。
また、もし2023年までに利用しなくなるサーバーがあるのであれば、あえて、今OSのアップグレードを行わず、Windows Server 2008のまま、Azure上で利用し続ける方法を採れば、コストやリソース面で大きなメリットもあります。
Azureに移行に伴う不安を解消
ところが、業務システムをクラウド上に移行するとなると、
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- 社外にデータを置くことに抵抗がある
- クラウドをリードする人材が社内にいない
- レスポンスが低下しないか心配
- 既存のどのシステムから移行してよいかわからない
など、クラウドに対する漠然とした不安を感じていて、なかなか移行できないという企業も少なくないようです。
JBサービスでは、「これからクラウドに挑戦したい」というお客様の不安や疑問を解消し、安心してクラウドサービスをご活用いただくために、Microsoft Azure を利用したプロトタイピング(一部の業務のお試し)をご支援させていただきます。
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まとめ
次々に訪れるさまざまなハードウェアやソフトウェアのサポート終了は、コストや手間、セキュリティリスクの発生など、切実な問題であり、情報システム部門ご担当者様にとって大きな負担になっていることは間違いありません。
しかし、これらを受け身に捉えるのでなく、企業が今後のグローバル市場で競争優位性を獲得・維持・成長していくためのIT環境を次世代プラットフォームに進化させるチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか?
JBサービスは、「Microsoft Azure」の展開において、最高レベルの技術力、専門性、販売実績を持つパートナーに与えられる「Gold クラウド コンピテンシー パートナー」です。お客様のさまざまな課題に対し、確かな技術とノウハウで、最適なクラウド環境の構築を支援いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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