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ITサービスマネジメントにおける「ITIL®ファンデーション」とは

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サービスマネジメントのキーワード「ITIL®」とは?

ここ1~2年、「ITIL®」という言葉を再び聞く機会が増えてきました。ITIL®は、Information Technology Infrastructure Libraryの略語で、イギリスの政府機関が発行している、企業の情報システムを運用管理するためのフレームワーク(枠組み)。

もう少し具体的に言うと、情報システムの利用部門がシステムを安定して利用でき、かつその時々のニーズに応じて、継続して発展させていくための手法を体系化したガイドラインです。

もう一つの側面は認証制度。上記の内容に関する知識の習得を証明する制度で、試験に合格した人は、イギリスの政府機関が定めた「国際資格」「公的資格」が取得できます。

クローズアップされた背景は?

ITIL®の初版公開は1989年。その後、3回の改定を経て、2019年1月時点の最新バージョンは「ITIL® 2011」です。IT分野のガイドラインとしては、新しいものではありません。その内容も、ITシステムのマネジメント(設計・運用管理・システム更新など)に接した経験がある人には、既存の知識と重なる部分もあるかと思います。

それでは、IT分野では古典とも言えるITILが、最近になって企業の注目を集めるようになったのは何故でしょう? 大きな要因として"時代の要請"があります。現在のビジネス社会のITサービスに対するニーズが、ITIL®が示してきた方法論、フレームワークと合致する部分が多くなってきたのです。

冒頭でも記しましたが、ITIL®のコンセプトは、情報システムの利用部門がシステムを安定して利用できる環境を確保し、かつ時代のニーズに合わせて、継続的に発展させていくことです。既存システムの運用管理だけではなく、新しい機能を採り入れながら、ビジネスの発展に寄与していくという理念です。次に現場の目線で、このあたりをもう少し具体的に見てみましょう。

成否の分岐点は現場のニーズへの呼応

2000年代に比べると、現在は多少のカスタマイズで実務に活用できる多種多様なソリューション、クラウドサービスが登場し、利用部門が自在にITサービスを設計・導入できる環境が整ってきました。ユーザーが主体になってシステムの設計や運用を担う"エンドユーザー・コンピューティング"という言葉がありますが、昨今はその要素が強くなってきたのです。

ビジネスの現場において、市場環境の変化と顧客のニーズに対応していくには、ビジネスの実情をいちばん分かっている利用部門が主体的に、新しいITツールやサービスの機能を見極め、いち早く採り入れていくことが、攻めの経営を続けるための要件の一つと言えるでしょう。

新しいIT環境にも留意点が

多くの企業でエンドユーザー・コンピューティングが進展する一方、情報システムの運用管理に伴う負担が膨らんでいくという課題が出てきています。

利用部門では、導入したサービスを円滑に運用することに加えて、業務の内容によっては既存システムとのデータ連携を行う必要があるでしょう。システムの専門教育を受けていない利用部門の人たちにとって、こうした作業を滞りなくこなすことは容易ではありません。

情報システム部門にとっても、既存の「情報処理システム」と新しいITサービスの連携は、未経験の領域も多く、対応に苦心するケースもあります。

一例を挙げると、いろいろな企業で導入が進んでいる日常のオフィス業務を自動化できるRPA(Robotic Process Automation)の運用があります。RPAは利用部門が容易にロボットを定義できる点がメリットですが、既存の業務アプリとデータ連携する場合、双方の動きに不具合がでないようにするための調整が必須です。しかし、業務アプリの更新時に利用部門でロボットの調整ができず、日常業務の遂行に支障が出たといった課題も報告されるようになってきました。

マネジメントの「成功事例集」を採り入れる

企業のガバナンスとして、利用部門のITサービスの導入を制限すれば、企業情報システム全体の統制は保たれます。しかし、現場のニーズを重視し、ビジネスを発展させていくには、全面的な規制は必ずしもベストな選択肢ではないでしょう。

このような状況で、情報システム部門に求められる機能は、既存システムのメンテナンス、障害時の対応、機能向上に加えて、現場のニーズをよく理解した上で、新しいITサービスを採り入れながら、企業の情報システムを継続的に発展させていくことです。

システム部門にとっては、大きなテーマであり、未体験の要素も含む難しい課題と言えますが、一歩踏み出すための指針、マネジメントの成功事例として示されているのがITILなのです。

ITIL®の体系とITIL®ファンデーション

ITIL®の内容は、ITサービスの戦略立案、機能設計、効率的なユーザーサポート、継続的な更新に必要な要素など、広範な領域が含まれますが、ここでは認証制度・資格試験の切り口から、ITIL®を整理してみましょう。ITIL®は以下の4段階に体系化されています。

    1. ITIL®ファンデーション
    2. ITIL®インターミディエイト
    3. ITIL®エキスパート
    4. ITIL®マスター

「インターミディエイト」は中級者、「エキスパート」は上級者、「マスター」は最上位の資格で、一般のシステム管理者やエンジニアがまず取得する資格は、「ITIL®ファンデーション」です。ファンデーション(foundation:基礎)は、ITサービスの立案・設計・構築と運用、継続的なサービス改善を行っていくための基礎知識の保有を認定する試験です。

ITIL®ファンデーションを学ぶ意義は?

ITIL®ファンデーションにトライするメリットは、まず内容自体の価値の高さです。世界中の企業で実証された成功事例がベースですから、ITサービスのマネジメントに必要な基礎知識を効率的に習得できます。ITの分野では、情報処理の基礎をはじめ、ネットワークやセキュリティの技術など、多くの認定制度がありますが、マネジメントを扱う公的な資格は他にはありません。

もう一つは、資格自体のバリュー。ITIL®はイギリスの政府機関が制定する制度ですから、国際的、公的な資格として通用します。このような特質から、世界中の多くの企業や団体が、人材登用において、ITIL®の資格取得を必須要件としています。

試験の体系

国内における試験制度の概要は以下の通りです。

ITIL®ファンデーション試験の提供機関 PeopleCert(ピープルサート)
試験の実施機関(テストセンター) プロメトリック、ピアソンVUE
試験期間 随時(実施機関がスケジュールを設定)
試験時間 60分
受験料 43,890円(税抜き)

日本での実施機関として、プロメトリックとピアソンVUEが指定されており、どちらかで受験します。IT分野の資格試験は、回数と日程が限られている場合が多いのですが、ITIL®ファンデーション試験は随時行われていますので、受験しやすい点もメリットです。

ペーパードライバーにならず実践力を会得しよう

前述した通り、ITIL®ファンデーションは、独学での資格取得もそれほど難しくはありません。しかし、参考書頼りで会得した知識には限界もあります。

試験に合格できたとしても、その時点では机上の知識ですから、それを実務に生かす、ITIL®の内容を自社システムの運用管理と発展に、どのように適用していけばいいのか、戸惑ってしまうケースは多いからです。

これではせっかく資格を取得しても、"ペーパードライバー"の状態になりかねません。時間と体力、そして他の資格試験に比べ、決して安くはない受験料を費やす以上、実践的な知識とノウハウを身につけ、情報システム部門の戦力アップに貢献したいものです。

資格と実践力を効率的に取得する

ITIL®ファンデーションの資格を取得し、かつ実務に適用できる力を身につけるには、ITIL®のフレームワークを基盤に、現場でITサービスマネジメントに携わっているエキスパートと接することが近道です。

当社には、ITIL®の体系を採り入れたITサービスマネジメントシステムの国際規格である「ISO/IEC 20000」の取得に携わり、多くのお客様企業のITIL®の構築・運用をサポートしてきた経験豊富なコンサルタントがいます。

試験対策から実務への適用に至るまで、体験と実際の運用事例を交えた研修を行います。ITサービスマネジメントを強化したいみなさまは、この機会に対策講座の受講を検討されてはいかがでしょうか。

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JBサービスは、PeopleCert®の認定教育事業者(ATO)である株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックの認定アフィリエイトです。

ITIL® は AXELOS Limited の登録商標であり、AXELOS Limited の許可のもとに使用されています。すべての権利は留保されています。

PeopleCert Partner ID: [5509]

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