CLOMO MDMとは?機能一覧と利用メリットを解説
更新日 : 2024年01月26日
CLOMO MDMは、モバイル端末をリモートで管理できるツールの一つです。導入することで、モバイル端末を活用した業務環境のセキュリティ向上やさまざまなトラブル抑止が期待できます。
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目次 |
MDMとは
MDMとは「Mobile Device Management(モバイル デバイス マネジメント)」の略称で、モバイル端末管理のことです。MDMを導入することで、複数のモバイル端末の設定変更や、リモートロックなどの遠隔操作が可能となります。
テレワークやBYODを実施する企業が増えたことに伴い、業務にモバイル端末を使う機会が増えています。MDMは、これらの業務用モバイル端末の情報セキュリティを確保するために必要性が高まっています。モバイル端末には、端末自体の紛失や盗難に加えサイバー攻撃・内部不正など、情報漏洩リスクが多数あるためです。
MDMを導入することで、業務上利用するモバイル端末のセキュリティ対策を一括して行い、安全性を高めることができることから、多くの企業が注目しています。
CLOMO MDMとは
CLOMO MDMは、MDM市場で13年連続シェアNo.1(※)を誇る純国産のMDMです。株式会社アイキューブドシステムズが開発・提供しており、その使いやすさと信頼性の高さから、一般企業はもちろん医療機関・教育機関・自治体など多くの機関でも導入されています。
CLOMO MDMが多くの企業・機関から選ばれる理由は以下のとおりです。
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誰でも簡単に利用できる使いやすさ
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強度の高いセキュリティ
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安心のサポート体制
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幅広いOS・デバイスに対応
※出典:デロイトトーマツミック経済研究所「コラボレーション/コンテンツ・モバイル管理パッケージソフトの市場展望2011〜2013年度出荷金額、「MDM自社ブランド市場(ミックITリポート12月号)」2014〜2022年度出荷金額・2023年度出荷金額予測
誰でも簡単に利用できる使いやすさ
CLOMO MDMの優れているポイントの1つ目が、誰もが簡単に利用できるツールの使いやすさです。モバイル端末を管理する際にスムーズに運用できるよう、CLOMO MDMの管理パネルは誰でも直観的に操作しやすいレイアウトになっています。 ブラウザからすぐにアクセスできる管理パネルでは、簡単3ステップでモバイル端末の管理が完了できます。 |
CLOMO MDMのモバイル端末管理の3ステップ
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「区分情報」で部署やOSの一覧から操作したいモバイル端末が含まれるものを選ぶ
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「デバイス一覧情報」から操作したいモバイル端末を選択する
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「デバイス詳細情報」で設定したい項目を選んで実行する
新しいツールを導入したときにありがちな「使いこなせない」「分からない」という相談が殺到するリスクが低く、効率的にモバイル端末管理を行うことが可能です。
強度の高いセキュリティ
CLOMO MDMは、セキュリティの強度の高さにおいても優れています。詳しい機能の内容については後述しますが、次のとおり盗難や紛失・不正な利用など、さまざまなモバイル端末のセキュリティリスクに対応することが可能です。
CLOMO MDMで実現できるセキュリティ対策の一例
盗難・紛失対策
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位置情報の確認
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モバイル端末の起動ロックや初期化 など
不正利用の抑制
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端末パスワードの設定を強制
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指定したアプリやカメラ機能の利用を制限
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利用を許可しない場所では端末を使用できないようにする など
安心のサポート体制
充実した安心のサポート体制で、いつでも快適に使うことができることもCLOMO MDMの魅力です。CLOMO MDMでは開発・運用・サポートのすべてを自社で対応しているため、専任チームによる的確で丁寧なサポートが受けられます。
製品の不明点から操作方法まで、解決するまで徹底的にサポートが受けられるほか、オンラインマニュアルなども充実しているため安心です。また、24時間365日対応可能なリモートオペレーションサービスがあるため、 IT管理者が不在の時間帯にデバイスの紛失や盗難が発生した場合にも速やかに対応できます。
幅広いOS・デバイスに対応
CLOMO MDMは、iOS/macOS/Android/Windowsといった幅広いOS・デバイスに対応しています。複数のOSやデバイスを使っていてもCLOMO MDMのみで管理ができるため、統一的なモバイル端末管理を行うことができ効率的です。
対応OSやデバイスが限られているMDMの場合、異なるOSやデバイスを管理しようとすると、複数のサービスを組み合わせて利用する必要があり、IT管理者の負担が大きくなります。その点、CLOMO MDMなら日本企業で使用されている主要なOS・デバイスを網羅しているため、安心して利用ができます。
CLOMO MDMの主要機能一覧
CLOMO MDMの主要な機能には、次のようなものがあります。
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端末の遠隔操作
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端末利用状況の把握・監視
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端末の起動ロック・初期化
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アプリ配布・管理
端末の遠隔操作
CLOMO MDMは、管理対象のモバイル端末に対し、遠隔操作で機能制御・接続制御などを行うことができます。例えば、モバイル端末にインストールされているアプリケーションの機能を部分的に使えないようにしたり、業務時間外には機能をロックしてモバイル端末を使えないようにしたりすることも可能です。
また、施設内のみモバイル端末を有効にするといった、場所を指定した機能制御の設定もできます。設定することで、施設の外など指定した場所の外に出たら機能を使えなくすることができるので、不正利用の防止に役立つでしょう。
端末利用状況の把握・監視
端末利用状況の把握・監視とは、各モバイル端末の利用状況を、管理パネルから簡単に把握・監視することができる機能です。 管理下の端末のOSのバージョンなどの基本的な情報や、現在の位置情報や利用状況、インストールされているアプリケーションとその利用状況など、さまざまな情報を一目で確認できます。 さらに、オプションサービスを組み合わせることでコンピューターウイルスの感染状況なども把握でき、重大なリスクにも素早く対処ができるため安心です。 |
端末の起動ロック・初期化
CLOMO MDMは端末の起動ロック・初期化機能を備えていますので、万一、モバイル端末の紛失・盗難に遭った際も、被害を最小限に抑えられます。
紛失・盗難が発覚したら、管理パネルで位置情報など現在のステータスを確認したうえで、以下のような情報漏洩リスクを防ぐ対策をとることが可能です。
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すぐに遠隔操作で特定のモバイル端末が起動できないようロックをかける
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初期化して内部データを消去する
アプリ配布・管理
CLOMO MDMのアプリ配布・管理では、自社限定のアプリケーション配布サイトでのアプリ配布や強制インストール・削除で、モバイル端末のアプリケーションを一括管理することができます。部署ごとなど公開範囲を限定して自社独自のアプリケーションを配布したり、アップデートを一括管理したりすることも可能です。
インストール漏れや不要なアプリケーションのインストールなどを防ぐことができて、セキュリティ上も安心なうえに、一括管理できることで管理側の業務効率化にもつながります。
CLOMO MDMでできること
ここまででご紹介したCLOMO MDMの特長や機能を活用することで、業務において以下のようなプラスの効果を得ることができます。
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デバイス運用管理の効率化
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業務用端末の不正利用・私的利用防止
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端末セキュリティ対策の強化
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端末紛失等のトラブル対策
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長時間労働の抑制
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多種多様な端末の一元管理
デバイス運用管理の効率化
CLOMO MDMを導入することで、デバイス運用管理の効率化を実現できます。業務で利用するモバイル端末について、使用状況の把握からセキュリティ対策・アプリケーションのインストールや削除まで、一括して管理者側で行うことができるからです。
また、管理者機能を階層化できるため、役割を分担して効率的に運用業務を進めることができます。せっかく導入したモバイル端末の運用管理に課題があるなら、CLOMO MDMで運用もスマート化してみてはいかがでしょうか。
業務用端末の不正利用・私的利用防止
CLOMO MDMは以下のように複数の機能で業務用のモバイル端末を、情報漏洩の原因にもなる不正利用・私的利用から守ることができます。
CLOMO MDMの不正利用・私的利用防止に役立つ機能
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モバイル端末の利用できる場所や時間を制限できる機能
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不要なアプリケーションを強制的に削除できる機能
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アプリケーションの機能やモバイル端末の機能を部分的に使えなくする機能
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利用状況や現在位置を把握できる機能
端末セキュリティ対策の強化
遠隔操作でウイルススキャンやファイル更新を実施できるCLOMO MDMは、モバイル端末のセキュリティ対策強化にも最適です。 近年、サイバー攻撃は多様化しており、モバイル端末が狙われるケースも急増しています。しかし、各従業員にセキュリティ面の管理を任せていたのでは、端末によってセキュリティレベルに差が出てしまいがちです。 管理者側でセキュリティ上必要な処理を一括して行えることで、このようなリスクを最小限に抑えることができるでしょう。 |
端末紛失等のトラブル対策
紛失・盗難時にデバイスロックや位置情報検知などで対応できるCLOMO MDMは、モバイル端末紛失等のトラブル対策にも役立ちます。位置情報検知でモバイル端末の現在位置を確認し、速やかに回収ができ、デバイスロックで回収までの不正アクセスを防止することができるからです。
万一、回収が難しい場合は初期化により全データを削除することもでき、情報漏洩のトラブルを徹底して抑えることができます。
長時間労働の抑制
CLOMO MDMは、時間外労働を見える化し、隠れ残業を抑止する「ワーク・スマート機能」を標準搭載しています。定時後のデバイスのアプリや機能を制限することができるため、業務時間外や休日にモバイル端末を使えないように設定することが可能です。
端末が使えなければ作業を進められない業務内容であれば、残業や休日出勤の抑制につながるでしょう。長時間労働を抑制し、ひいては従業員のワークライフバランス実現に役立ちます。
多種多様な端末の一元管理
CLOMO MDMは、主要なOSすべてで利用可能で、管理台数の上限もありません。そのため、多種多様なモバイル端末であっても、一元管理できます。一括して業務用のモバイル端末の運用管理ができることで、以下のようなメリットを得られます。
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運用管理業務の効率化がはかれる
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セキュリティレベルを一定に保つことができる
まとめ
CLOMO MDMを導入することで、業務用のモバイル端末を一括して管理し、セキュリティの向上や業務の効率化、働き方改革などに役立てることができます。
BYODなどでのモバイル端末の業務利用は非常に便利な反面、情報漏洩リスクがあるため、リスクマネジメントの観点からも導入の検討をおすすめします。
「CLOMO MDMは魅力的だが、自社に向いているのかどうか分からない」など検討段階のご相談でも、遠慮なくお気軽にJBサービス株式会社までお問い合わせください。
JBサービス株式会社では、CLOMO MDMをはじめとしたMDM製品の導入や運用支援など企業の情報セキュリティ対策・ITシステム運用をサポートします。
メーカー公式Webサイトは下記URLからご覧いただけます
https://www.i3-systems.com/(株式会社アイキューブドシステムズ)