他社EMM(MDM)製品との機能比較でみえるMicrosoft Intuneの魅力とは

更新日 : 2020年08月17日

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EMM(エンタープライズモビリティ管理)製品を導入する際、様々な製品の比較検討はIT管理者にとって重要な仕事のひとつです。

しかし、EMM製品はたくさんあり、ひとつひとつ調べていくだけで時間がかかってしまいます。

今回は、EMM製品の機能の一つであるMicrosoft Intuneの特徴を、他社製品と比較してご紹介します。



よく耳にするEMMとは

EMM(Enterprise Mobility Management)とは、エンタープライズモビリティ管理のことです。簡単に言うと、モバイルデバイスのセキュリティの管理やアプリケーションの管理などを包括的に行うことを指します。

エンタープライズモビリティー管理(EMM)=

モバイルデバイス管理(MDM)

モバイルアプリケーション管理(MAM)

モバイル情報管理(MIM)+etc

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Microsoft Intuneとは

Microsoftの場合、Microsoft Enterprise Mobility SuiteがEMMに当たると言えます。そして、Microsoft Intuneはその中にあるサービスのひとつで、モバイルデバイスとモバイルアプリの管理などが行えます。

詳しくは、Microsoft Intune 活用のメリットとは?のコラムをご覧ください。



Microsoft Intuneの競合他社製品

Microsoft Intuneの代表的な競合他社製品として、以下のようなものが挙げられます。以下の製品の中には、EMM製品もあります。

  • VMware AirWatch
  • SOTI MobiControl
  • Citrix XenMobile
  • IBM MaaS360
  • MobileIron
  • Apple Device Enrollment Program等


実は、モバイルデバイスとモバイルアプリの管理という点においては、独自性があったり突出していたりする企業はありません。

最近まで「クラウド型かオンプレミス型か?」「マルチプラットフォームなのか?」「リモートによる情報のワイプやロックができるか?」「シングルサインオンなのか?」といった点で大きな違いがありました。しかし、各社の開発、他企業の吸収と買収等によってサービスが充実したため、基本機能はどの製品も網羅していると言えます。

そこで今回は、Microsoft Intuneがこれらの製品と比べて基本機能以外で優位と考えられるポイントとITシステム管理者にとってポイントとなる点を紹介します。



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(1)クラウド型 or オンプレミス型?

Intuneはクラウド型サービスで、自社サーバーが必要ありません。導入コストが必要ないという点でメリットがあります。
大抵の競合他社製品もクラウド型サービスに対応しています。

クラウド型とオンプレミス型の両方に対応している製品として、IBM MaaS360、MobileIronなどがあります。

(2)対応プラットフォーム

どの製品も大抵の有名プラットフォームには対応していると考えて問題ありません。
Microsoft IntuneとVMware AirWatch等は、BlackBerryに対応していないので注意が必要です(2018/8/20時点)。

EMM

(3)Microsoft製品である強み

何といっても、Microsoft製品であるということがMicrosoft Intuneの最大の魅力です。

    • Office365との親和性

特に、Microsoft WordやMicrosoft ExcelといったOffice製品の管理は、企業にとって最優先事項と言えます。 Microsoft IntuneはOffice365との連携に力を入れて設計されています。例えば、管理者がポリシーによって、コピー&ペーストの機能も制御することができたりします。 Office365を導入している場合は、Microsoft Intuneの導入がオススメです。

    • Windows10との親和性

2020年1月14日で、Windows 7の延長サポートが終了します。Windows10移行の際に、新PCの導入を考えている企業も多いのではないでしょうか。 Microsoft IntuneとWindows AutoPilotを併用すれば、Windows10 PCのセットアップも簡単です。 PC導入時に管理者が行うことは、PCと社員の情報をMicrosoft Intuneに登録しておくことだけです。あとは、社員が与えられたIDでログインするだけで、自動的にポリシーなどの設定、アプリのインストール等が行われます。 IT管理者が、PCを取り出して、規定の設定をして、アプリをインストールして...ということは不要になるのです。

    • 日本語サービスが充実

導入時に問題が起こった場合、日本語でのサポートが手厚く受けられるという点もMicrosoft製品である強みです。 Windowsのシェアが高いため、日本法人の規模が大きく、対応言語として日本語も正式に明記されています。他社と比べて日本語資料も充実していると言えます。



いかがでしたか?

今回は、他社製品との比較から、Microsoft Intune導入メリットについてお話させていただきました。今回の記事以外のメリットやオプションも沢山ございます。



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