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深刻化するIT技術者の人材不足問題が企業に及ぼす影響と対策

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経済産業省は2016年6月に「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」を発表しました。そのなかでIT人材はすでに2015年現在で約17万人(必要とされるIT人材全体の約16%)が不足し、2030年には最大で79万人(同48%)、最小でも41万人(同32%)の不足が推測されています。最大の場合には約半分ものIT人材が不足することから大きな問題になることが予測されます。IT人材の不足が深刻化していく理由と、結果として社会、企業にどのような影響を与えるかについて説明します。

出典:経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

IT人材不足が加速していく4つの理由

IT人材が不足していく理由として以下の4つが考えられています。

(1)IT業界の市場拡大

ビッグデータ解析、AI(人工知能)、ロボット、VR・AR(仮想現実・拡張現実)、IoT(Internet of Things)、クラウドコンピューティングなどデジタル技術・通信技術の進展とともに社会、企業は、さまざまな分野でIT技術の活用を迫られています。これにより、コストダウン、業務の効率化、新ビジネスの創造、他社差別化、顧客の囲い込み・顧客満足度の向上、セキュリティの強化、便利なサービスの提供などを目指しますが、その市場規模は膨らむ一方なためIT人材がさらに不足することが見込まれています。平成28年版の情報通信白書によると世界のIT市場規模は2015年の1兆9,364億ドルが2020年には2兆7,172億ドル(約40%増)へ伸びると予測されています。

(2)IT業界の仕事内容・給与に対するネガティブなイメージ

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IT人材、特にソフトウェア開発者は、開発に追われて長時間勤務を強いられ、体力的にも精神的にも疲弊しているというイメージを持たれています。決してIT人材全体に当てはまるわけではありませんが、このイメージが強く職種として敬遠されているようです。また、厚生労働省の2017年賃金構造基本統計調査によるとプログラマーの年収は、年齢32.1歳で約416万円、システムエンジニアは38.0歳で約550万円です。このデータで見るかぎりでは他の職種と比較して低くはありません。しかし長時間労働というイメージから低すぎるという印象が定着していると考えられます。

なお、株式会社マイナビの2017年版「316職種のモデル年収平均ランキング」によると、1位がシステムアナリストの1,100万円、2位がシステムエンジニア(アプリ設計/汎用機系)の964万円とIT人材に分類される職種が1,2位を占めています。さらに、上位30位のうち10職種がIT関連です。2014年と2015年は、高所得者と言われるコンサルタント・金融・不動産専門職が上位3位までを占めていました。(年収は、2016年4月〜2017年3月の1年間にマイナビ転職に掲載された求人のモデル年収)。

(3)IT技術の進化が非常に速い

IT業界は技術の進化とともに変化も非常に速く技術の進化・変化に合わせてスキルアップしなければならないため、常に学ぶ努力が必要なことが敬遠されています。IT技術だけでなくあらゆるテクノロジーは絶えず進化していますが、IT技術の進化と変化の速さはそのなかでも際立って速いテクノロジーの1つです。

(4)日本の人口減少

構造的な問題として日本の人口減少がIT人材の不足に拍車をかけます。日本の人口は1980年代から子どもの数が減少し、2011年からは総人口が減少し始めています。2010年のピーク時の人口1.28億人が2045年には1億人を切る0.99億人まで約4分の1の23%もの人口が減ります。

IT人材の不足が深刻化する影響

コンピューターの本格的な活用が始まって既に半世紀が経過。IT技術を利用した情報システムは社会・経済を支える不可欠なインフラとしての重要な社会的使命を果たしています。また企業内においても戦略を遂行するうえで必要な経営資源の1つです。IT人材が不足することは、社会的なインフラ基盤の大規模化、複雑化を支え、時代の変化に対応していくために大きな障害となります。企業内においても同様です。IT人材の不足は、具体的には以下のようなことが懸念されます。

●情報セキュリティ事故発生のリスク

セキュリティ強度が低いシステムやプログラムしかできない、あるいはセキュリティに関する重要インシデントのアラートを見逃して対応が遅れることによる被害の増大。特に、近年は企業内でシャドーIT(情報システム部門が把握できていないクラウドサービスやモバイルデバイス)の利用が進み、セキュリティのリスクが増加・拡大しています。

●開発の遅れ、不備のあるシステム

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システムやプログラムが予定どおりのスケジュールでできない、あるいはバグで運用の中止やクレームの発生。

●最先端のIT技術を活用した他社差別化や新ビジネス創造が困難

ビッグデータ解析、AI、VR・AR、IoTなど最先端の技術を活用した他社差別化や新コンセプトのビジネス創造、あるいは顧客満足度を高める経営戦略の遂行が遅延や失敗。

IT人材不足の対策

IT人材の不足に対しては、短期的には「女性」「シニアIT人材」「外国籍IT人材」の活用を図り、中長期的には「より多様な人材の活用促進」「人材の流動性の向上」「個人のスキルアップ支援」「待遇・キャリア改革によるIT産業の魅力向上」などが考えられます。

IT人材の不足は、IT技術の利用が進めば進むほどに大きな問題が生じます。問題が起きてからでは対策が後手に回って被害が拡大します。被害は企業内だけにとどまらず、顧客や利用者にまでおよび金額的な損失でだけでなく社会的な信用の失墜を招くだけに十分に注意しておかねばなりません。

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