テレワークや外出自粛で大注目の「Zoom」で気をつけたい3つのポイント
更新日 : 2020年08月05日
昨今、ウェブ会議システムは身近な存在になりました。
テレワークや新型コロナウイルスなど感染症対策やBCP対策として利用する企業・組織が増えているのはもちろんのこと、外出自粛要請を受け友人と「オンライン飲み会」を行う人たちも増えてきました。
JBグループでは4月に開催したグループキックオフにてウェブ会議システムを活用し、全国拠点・海外の約2,000名の社員へライブ配信しました。当日の様子については、下記のとおりJBグループのFacebookに掲載されております。
キックオフの様子(JBグループ|Facebookより)
様々なウェブ会議システムがある中、「Zoom」の利用者数が急増しています。そこで今回は、「Zoom」とは何なのか、どういったセキュリティ対策が必要なのかをご紹介します。
Zoomとは
「Zoom」とは、Zoom Video Communications Incが提供するWeb会議システムで、複数の利用者がインターネット上でコミュニケーションをとることができます。無料版と有料版の用意がありますが、無料版でできる機能の一例は下記の通りです。
無料版でできることの一例
|
このように無料版においても利便性の高い「Zoom」ですが、セキュリティ面での課題や被害が相次いで報告されています。セキュリティ被害にあわないためにも、これから利用を考えている方はぜひご一読ください。
セキュリティに関する3つ課題 その対応策とは
①Web会議を乗っ取る「Zoom bombing」の被害「Zoom bombing」とは、突然関係のない人物が会議に参加し、人種差別に関する発言や悪口を流したり、画面をハイジャックしてポルノ画像を流すなどといった迷惑行為のことを指します。 |
被害を防ぐ4つのポイント
①会議を「非公開」にする会議を非公開にするには、2つの方法があります。
|
②会議のURLを公開しない会議のURLをSNSにて共有せず、参加すべき人に直接案内するようにしましょう。 |
③画面共有はホストのみ悪意をもった攻撃者に操作されないよう、Zoomでの画面共有を「ホストのみ」に変更しましょう。 |
④最新バージョンを利用①にも関連しますが、最新のバージョンではパスワードを設定できるようになりました。 |
②チャット機能の脆弱性を悪用した認証情報の窃盗「Zoom」のWindows版クライアントに脆弱性が発見されました。 Zoomアプリケーションの最新バージョン入手について最新バージョンはどこでダウンロードできますか?をご覧ください。(外部サイトにつながります) |
③暗号化レベルの信ぴょう性Zoomでは「エンドツーエンドで暗号化されている」ことを特長の1つとアピールしていましたが、実際にはしていないことが判明し物議を醸しました。 |
まとめ
今、利用者が急増している「Zoom」についてご紹介しました。
使い勝手の良いツールではあるものの、セキュリティ対策をしっかりしたうえで利用することをお勧めします。
Office 365またはMicrosoft 365をご利用の組織・企業ではTeamsという選択肢もあります。Teamsについては下記コラムでご紹介しておりますので合わせてご覧ください。
テレワークで大活躍!Microsoft Teamsとは?概要本コラムでは、テレワーク環境下でも高い業務効率・生産性を引き出すとして注目されている「Microsoft Teams」とは何なのか、どういった機能があるのかをご紹介します。 |
最短3日!Microsoft Teams導入キャンペーン概要Microsoft Teamsをすぐご利用いただきたい方にお勧めしたい導入サービスをご紹介します。 |