今こそ改めて知りたいテレワークとは? 期待できるメリットと導入プロセス

更新日 : 2020年08月05日

テレワークとは

テレワークとは「ICTを活用した場所にとらわれない柔軟な働き方」のことです。 テレワークによって、生産性の向上やワークライフバランスの実現等さまざまな効果が期待できます。

本コラムでは総務省作成「情報システム担当者のためのテレワーク導入手順書」をもとに解説していきます。


目次

  1. テレワークの種類
  2. テレワークのメリット
  3. テレワークの導入プロセス
  4. まとめ





1.テレワークの種類

テレワーク=在宅勤務ではありません。主に3つのパターンに分けられます。

テレワークは所属する事業所から離れて仕事を行うため、労働時間の管理方法などについて適正なルールづくりが必要です。

①在宅勤務

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概要・メリット

事業所に出勤せず自宅を就業場所とする働き方です。終日在宅勤務と部分在宅勤務の2パターンがあります。

通勤負担が軽減や通勤に費やしていた時間を有効的に活用できます。

また、育児・介護に携わる従業員の就労継続や、プライベートの時間の創出によるワーク・ライフ・バランスの実現につながります。

②モバイルワーク

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概要・メリット

移動中(交通機関の車内等)やカフェなどを就業場所に含める働き方です。

営業活動などで外出の機会が多い場合、さまざまな場所で効率的に隙間時間を活用して業務を行うことにより、生産性の向上が期待できます。

無駄な移動を削減することができ、ワーク・ライフ・バランスの向上にも効果があります。

③サテライトオフィス

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概要・メリット

所属する事業所以外の他事業所や遠隔勤務用の施設を就業場所とする働き方 です。通勤時間・移動時間削減につながります。

①専用利用型

自社・自社グループ専用で利用するスペースのことで、従業員が移動中・出張中等に立ち寄って就業できます。

②共用利用型

複数の企業がシェアして利用するオフィススペースのことです。セキュリティには十分な配慮が必要です。





2.テレワークのメリット

テレワークを導入することによって、企業・従業員両者がメリットを受けられます。どのようなメリットがあったのか一例をご紹介します。

企業(経営者・推進担当者)の感じた効果

  • 優秀な人材の確保につながった
  • 資料の電子化や業務改善の機会となった
  • 非常時でも事業を継続でき、早期復旧もしやすかった
  • 離職率が低下し、従業員の定着率向上が図れた

などなど

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従業員(テレワーク利用者)が感じた効果

  • 集中力が増して仕事の効率が良くなった
  • 自律的に仕事を進めることあできる能力が強化された
  • 家族と過ごす時間や趣味の時間が増えた
  • 仕事の満足度が上がり、仕事に対する意欲が増した

などなど

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3.テレワーク導入のプロセス

さまざまなメリットをもたらすテレワークを、試行・実施する際は下記のような導入プロセスをふみます。


導入目的の確定

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まずはテレワーク導入の目的を明確化しましょう。


対象範囲の決定

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テレワークの試行・実施の開始対象者、対象業務、実施頻度を決めましょう。


現状把握

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テレワーク実現に向けた課題の洗い出しをしましょう。


導入計画の策定

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テレワークの導入計画の策定しましょう。


実施環境の整備

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テレワーク実施時のルールの整備・ ICT環境の整備を行いましょう。


説明会・実施

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研修・説明会を行い、テレワークを試行・実施しましょう。


まずは導入目的を明確化することから始まります。これは、テレワークを導入によるメリットから導入目的を考えるのも有効方法といえるでしょう。また、目的は必ずしも1つに絞る必要はありません。



4.まとめ

テレワークの概要と種類、導入のプロセスの概要についてご紹介しました。次回は導入に必要な6つのプロセスの詳細やポイントをご紹介していきます。



テレワーク導入に関するお役立ちコラム

テレワーク導入に必要な6つプロセスとは?

コラムの概要

本コラムでは、テレワーク導入のプロセス6つに関して各プロセスに関する考慮点をご紹介します。

テレワーク実施のルールで大切な5つのポイントとは?

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コラムの概要

テレワーク実施を進める際に確認したい労務管理(始業・就業など)や導入のための教育・研修について確認すべきポイントをご紹介します。





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