【試しに使ってみた】Microsoft Teamsでメッセージを予約送信
更新日 : 2024年04月25日
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働く場所がオフィスにとらわれなくなった今、どこでも仕事ができてしまうのは便利な一方、長時間労働につながりかねません。 ポルトガルでは、勤務時間外に電話やメール、メッセージなどで従業員へ連絡をすることを禁止する法律が制定されたり、フランスでは勤務時間外の連絡を無視する権利が認められたりなど、長時間労働を抑制する制度が増えています。 日本ではこのような規制はないものの、時間外の連絡は状況や頻度によってパワハラと認定される可能性もあります。 本日は、Microsoft Teamsでできる予約送信の設定方法をご紹介します。受け取り手の心理的負荷を減らすためにも試してみてはいかがでしょうか。 |
目次 |
活用シーン
予約配信はMicrosoft Teamsを業務で活用している企業において、下記のようなシーンで活用できます。 ハラスメントの抑制だけでなく、業務の効率化としても活用が期待できます。 |
- 週1回、月1回など定常的に投稿する内容
(例)勤怠申請の確認、請求書の提出期限の連絡
- 受信相手がすぐにメッセージを確認できなさそうな状況
(例)休暇取得中、Microsoft Teamsのステータスが取り込み中や応答不可
- 就業時間終了後
- 休日
Microsoft Teamsの新機能に追加されました
チャットを後で送信するスケジュール機能が、2022年11月に新機能として発表されました。Microsoft Teamsの新機能では、下記の通り簡単に予約配信が設定できます。 1.チャットで送信先を選択し、送信したいメッセージを入力2.送信ボタンを右クリックする3.送信したい日時を選択する4.「スケジュールされた時刻に送信」をクリック30分単位でしか時間が設定できないため、より細かく配信時間を設定したい場合はPower Automateとの連携を検討しましょう。 |
予約送信に必要な環境
Microsoft TeamsとPower Automateが使える環境が必要です。 Office 365やMicrosoft 365を利用中の企業は、両ライセンスが含まれているプランを契約しているかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
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動画で設定方法を解説しています
このコラムで解説している内容を動画にしました。実際の画面での操作を確認されたい方は、あわせてご覧ください。 |
設定方法
Microsoft Teamsでメッセージを予約送信するための手順をご紹介します。 こちらのキャプチャーは2022年8月時点のもので、今後製品のアップデートなどにより手順が変更される可能性があります。予めご了承ください。 1.チャットでメッセージの予約送信
2.チャネルやグループチャットに送るメッセージを予約
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まとめ
連絡を受けたくないのであればスマートフォンの電源を切ればいいと思う方もいるかもしれませんが、受信者が送信された日時をみてプレッシャーを感じてしまう恐れもあります。 いつでもどこでも連絡が取れるようになった今こそ、メッセージを送信する前に「今すぐ送らなければならない内容なのか」受信相手のことを思いやることが重要になってきています。 相手へ連絡したいことを自分が忘れないうちに入力したいとしても、受信者が不快にならないような配信方法を選択してみてはいかがでしょうか。 Microsoft TeamsをはじめMicrosoft 365の導入や構築企業をお探しであればJBサービス株式会社へご相談ください。 |