Microsoft Teamsで障害発生!SaaS利用で備えるべきポイントとは?
更新日 : 2023年02月08日
テレワークやハイブリッドワークなど場所にとらわれない働き方を導入している企業において、Microsoft TeamsやSlack、GoogleチャットなどのSaaS製品を導入してコミュニケーションをとっているケースが多いかと思います。 対面で会わなくても気軽にコミュニケーションが取れ便利な反面、障害が発生した際は業務に支障が出てしまう可能性もあります。 本コラムでは、Microsoft Teamsを利用している弊社においてどのような対策を講じていたかや、SaaS製品利用のポイントなどを紹介いたします。 |
目次 |
Microsoft Teamsでチャットが送れない?
JBサービスが所属するJBグループでは、社員自らが仕事の内容に応じて働く場所を自在に選び、自由な発想で仲間やお客様と共創する新しい働き方が推奨されています。 自宅などでテレワークを行っている社員や業務上の理由で出社またはお客様先への訪問が必要な社員もいる中で、コミュニケーションの中心となっているのはMicrosoft Teamsです。 業務開始時には、メールとMicrosoft Teamsで新規メッセージの確認から始めるのですが、最近のチャットでメッセージが表示されているものの、該当の会話をクリックしても表示されず、何か不具合が起きてるのではないかと気づきました。 |
社内での対応
情報システム部門からは社員向けの掲示板にMicrosoft Teamsの障害についての注意喚起が掲載されました。 掲示内容としては、障害発生の日時、どういう障害が発生しているのか、影響の範囲、対応状況について記されています。この掲示を確認することで、Microsoft Teamsで障害が起きていることが社内で周知されました。 回避策というほど壮大なものではありませんが、障害発生時の対応の一部をご紹介します。 |
障害発生時の対応(一例)
- チャットでのやり取り
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- メールで連絡
- 会社貸与のスマートフォン宛てに電話
- ウェブ会議
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- 別日程に変更
- ウェブ会議システムをZoomに変更
障害発生時に備えがあって良かったと思ったこと
一つ目は、ウェブ会議システムの選択肢が複数あったことです。 社内でのウェブ会議はMicrosoft Teamsを利用することが多いものの、大規模な会議やウェブセミナーなどの利用用途でZoomを利用していたため、ライセンス契約をしていてよかったと思いました。 ツールに障害が発生した場合は、障害が発生していない別のツールへ切り替えることにより、業務への支障を最小限にできます。 二つ目は、コミュニケーション手段が複数あったことです。 基本的にはMicrosoft Teamsのチャットで社内とやり取りする機会が多いものの、他社製のメールシステムと会社貸与のスマートフォンが導入されていたので、手段は変わったものの業務に支障をきたすこともなく社内でコミュニケーションを取ることができました。 |
Microsoft Teamsに限らずSaaS製品利用のポイント
Microsoft Teamsに限らず、残念ながらSaaS製品には障害はつきものです。とはいえ、クラウドサービスを利用することのメリットは大きい為、障害のリスクも踏まえたうえで活用していくことが望ましいでしょう。 有事の際に備えたクラウドサービス活用のポイントをまとめてみました。 |
ポイント
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クラウドサービスには(残念ながら)障害がつきもの
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利用しているクラウドサービスで障害が起きた際、業務へどれほどの影響があるのかを確認の上、対応策を定めておく
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障害発生時にはすぐに社内へ周知する
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各クラウドサービスの代替ツールはセキュリティ的に問題ないかを予めチェックしておき、有事の際に社員が使えるよう普段から利用になれさせておく
まとめ
Microsoft Teamsでの障害発生を受け、JBサービスにおける対応の一部をご紹介しました。 クラウドサービスに限らず、システムには障害が発生するリスクがあります。検討すべきリスクはシステム障害だけではなく災害やパンデミックなど様々な要因が考えられます。業務への影響を最小限にするためは、企業としてのBCP対策が重要です。 JBサービスでは、災害発生時にもサービスを止めることのないようBCP(事業継続計画)、災害対策に関する取り組みを行っています。2022年に発生した震災でどのように対応していたか、下記ページからご覧いただけます。 BCP対策の見直し、セキュリティ対策の強化でお困りでしたらJBサービスまでご相談ください。 |