3Dプリンターの定期点検とは?

3Dプリンターの定期点検の必要性

高い寸法精度、表面精度が要求されるプロフェッショナル3Dプリンターは、複雑な部品で構成された繊細な機械です。設置環境による影響も受けやすく、長く使用しているうちに部品が消耗・劣化して機能が低下したり、造形に不具合が発生したりすることがあります。

それらをチェックして、故障が発生する前に整備するのが「定期点検」です。

3Dプリンターを継続的かつ安定して稼働させるためには、定期点検作業が欠かせません。

しかし、短時間で部品寿命の短時間で見極め、適切に部品交換やチューニングを行ったり、故障の原因になりやすい部分のクリーニングを行ったりするには、高度な専門知識と経験が必要です。

定期点検作業の内容とは?

JBサービスでは、メーカーよりライセンス認定された熟練の技術員が、年間保守サービスにご契約いただいている3Dプリンターを対象に、設置先に訪問して定期点検作業を行っています。

以下に実際の作業内容をご紹介します。

作業概要(例:3D Systems ProJet® MJP 2500シリーズの場合)

  • 点検周期:1回/年
  • 点検日程:点検中は3Dプリンターを使用できないため、事前にお客様と調整いたします。
  • 所用時間:約6時間(機械の状況により作業時間は異なります。)

※交換部品は事前にお客様にご送付します
(各種フィルター、HMSワイパー、プラナライザーローラー等)

【ProJet® MJP 2500 シリーズ】
2500.jpg

点検手順

①設置環境の確認

室温、湿度、周辺スペースのなどの設置環境に変化が無いか確認

②本体ファームウェア、PCオペレーションソフトのVer確認

必要に応じて、最新バージョンへのアップデートを実施

【本体ファームウェア情報】

periodic_inspection01.png

③内部清掃

プリントヘッド周辺: 掃除機でダスト清掃、アルコールふき取り

UV付近: アルコールふき取り

光学ホームセンサー: プリンター本体のウィザードに従って清掃

ウエストトレイ: マテリアルの漏れをふき取り

その他内部: 掃除機を使い、造形ダストを清掃

【UV付近の清掃】

periodic_inspection02.png

④定期交換部品の交換

消耗状況により、各種フィルター、HMSワイパー、プラナライザーローラーなどの部品を交換

⑤調整作業

バキューム補正(本体内の空気圧)

プラナライザー位置調整

HMSワイパー位置調整

【カーボンフィルター交換】

⑥出力調整、確認

ジェットチェック: プリントヘッドの射出状況の確認・調整

ドロップマス: 射出量の確認・調整

テスト造形: 1時間程度のテスト造形実施   

⑦報告書作成

作業報告書作成

お客様に報告し、作業完了

【ジェットチェック出力】

periodic_inspection02.png

日常のメンテナンスもお忘れなく

定期点検の必要性とJBサービスの技術員が行う実際の点検作業の内容についてご説明しましたが、お客様自信で実施していただけるメンテナンス方法についても下記でご紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

3dmovie.jpg

3Dプリンターの日常のメンテナンス手法

3Dプリンターを長く、安全にご使用いただくために、お客様自信で実施していただく日常のメンテナンス手法を動画でご説明しています。

また、3Dプリンターの部品の名前や専門用語は下記で詳しくご紹介しています。あわせてご参照ください。

ProJet サービス用語集

ProJetシリーズの点検作業や修理作業の際に、JBサービスの技術員とお客様とで情報を正確に共有させていただくために、わかりにくい専門用語をカテゴリ別に写真付きでわかりやすくご紹介しています。

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