LCMサービスの比較ポイントを解説!人手不足の企業におすすめのLCMサービスもご紹介
更新日 : 2023年05月17日
業務におけるIT活用が進み、社内のIT資産の増加に頭を悩ませている企業も多いでしょう。一定のノウハウを持ち合わせていないと、その管理や運用・保守に難しさを感じてしまうこともあると思います。
そこで今回は、それらをアウトソーシングする手段として有用な「LCMサービス」についてご紹介します。
LCMサービスとは
LCMサービスの「LCM」とは、「Life Cycle Management」の頭文字を取って略したものです。LCMサービスとは、IT資産を導入する際の選定から、使い終えて廃棄するまでのライフサイクルを、各プロセスに応じて一括で支援するアウトソーシングサービスです。
LCMサービスを取り入れてIT資産の取り扱いをアウトソーシングすることにより、情報システム部門は基幹業務へさらに集中できます。業務を大きく効率化でき、コストや作業負担の削減が実現可能です。
LCMサービスは、キッティングを行えるIT企業やPCメーカーなどによって提供されています。
サービス内容は提供企業によって異なりますので、自社に最適なLCMサービスを選定の上、導入することが重要です。
JBサービスのLCMサービス詳細については、こちらもご覧ください。
https://www.jbsvc.co.jp/products/it/Integration/lcm/pclcm.html
https://www.jbsvc.co.jp/useful/management/what-is-LCM.html
LCMサービスの市場規模と今後の展望
矢野経済研究所による調査「2023クラウド・ITアウトソーシング市場の現状と展望」のデータでは、LCMサービスの市場規模は2022年には前年比5.9%増の約18億円であったとされています。
また今後も順調に成長し、来る2025年には売上高23億円に達すると予測しています。
この2025年において、2021年からのGAGR(年平均成長率)は7.8%と見込まれています。Windows10が2025年10月にサポート終了することでPC入れ替えの需要増が予測されており、それも成長に拍車をかける要因となると見られます。
また、2021年以降の急成長には2020年からの新型コロナウイルス感染症禍も大きく影響しているとされ、実際に多くの企業でテレワーク/リモートワークの導入が推進されました。
それにともなってクラウドを活用した新規ソリューションの導入が進んだこともあり、今後もこの流れが続くと見られているのです。
LCMサービスを利用するメリット
LCMサービスを導入してIT資産にまつわる業務をアウトソーシングすることで、どのような利点が得られるのでしょうか。 ここでは、LCMサービスを利用するメリットをご紹介します。 |
業務を大きく効率化できる
IT機器の適正な入れ替えが可能となるため、いつでも最新のIT環境で業務を行えるようになります。最新のテクノロジーに対応した機器を常時活用できることは、業務の効率化にもつながります。
コストを削減できる
IT資産の管理に関するノウハウを備えたプロにアウトソーシングできるため、自社で管理を行うよりもコストの削減が期待できます。
セキュリティ強化
機器を新しいものに入れ替える際に不安がある点として、古い機器からの情報漏えいが挙げられます。LCMサービスを取り入れることで、機器入替時のデータ消去も専門業者により確実に実施してもらえます。不安がある状態のまま自社で手放すより、セキュリティ事故のリスク抑制が期待できるでしょう。
担当者が基幹業務に集中できる
IT資産に関する業務は、複雑かつ煩雑です。それら負担の多い業務を一括してプロへ一任できるため、社内のIT担当者が本来の業務に集中でき、業務負担の低減を実現できます。
LCMサービス導入のメリットについては、こちらでもくわしくご紹介しています。
https://www.jbsvc.co.jp/useful/management/what-is-LCM.html
https://www.jbsvc.co.jp/products/it/Integration/lcm/pclcm.html
LCMサービスを選定する際の比較ポイント
先に述べたとおり、LCMサービスはさまざまな企業によって提供されています。沢山あるサービスのなかから比較検討し、自社向けのものをどう選定すればよいのでしょうか。
ここでは、LCMサービス選定時に意識したいポイントをご紹介します。
依頼できる範囲
サービスによって、依頼可能な作業範囲も異なります。機器の選定や調達、キッティングまでを行うサービスもあれば、エンドユーザーの問い合わせにまで対応するサービスもあります。自社の求めるサービス内容を把握しておき、適した範囲をカバーしてくれるサービスを選びましょう。できれば、広範囲の作業を依頼できるサービスがおすすめです。
依頼できる製品の種類・台数
依頼可能な製品の種類や台数も、サービスによって異なります。PCのみを対象としたサービスもあれば、タブレットや周辺機器など他のIT機器まで依頼可能なものもあるため、自社で活用している機器の種類や台数に合わせて、対応可能なサービスを選びましょう。
セキュリティ対策
自社が求めるセキュリティ対策が可能かどうかも、選定時の重要なポイントです。情報セキュリティが適切であるかどうかはもちろんのこと、機器や情報資産そのものに対する物理面でのセキュリティ(例:盗難防止や持ち出し時の管理、テレワーク対策など)も意識しましょう。
品質・信頼
依頼先が信頼できる業者であるかどうかも、もちろん重要です。LCMサービスやITに携わってきた年数や、実績なども併せて考慮しましょう。
JBサービスのLCMサービスと一般的なLCMサービスの比較
JBサービスでも、LCMサービスをご提供しています。 ここでは、LCMサービスのご提供におけるJBサービスならではの強みをご紹介します。 |
幅広い製品や台数に対応
JBサービスのLCMサービスは、マルチベンダー対応。多種多様な製品を選べるだけでなく、大量ロットにも対応可能です。
納得の実績と信頼性
長年にわたってIT関連業務に携わってきた実績とノウハウを活かし、高品質なサービスをご提供します。
広範囲の業務に一括対応
機器の選定・導入やキッティングだけを行うサービスも数多くありますが、JBサービスでは導入後の運用・保守までトータルなアウトソーシングを実現します。
物流との連携
JBサービスでは、専門の物流拠点も完備。機器類の入出庫や保管、輸送などの物流業務ともスムーズに連携が可能です。
機器の保管や配送を承るロジスティクスサービスについては以下より詳細をご確認いただけます。
https://www.jbsvc.co.jp/products/non-it/logistic/toyosu.html
万全のセキュリティ
情報セキュリティ対策と物理面でのセキュリティ、両者において万全の取り組みを実現。安心してお任せいただけます。
テレワーク対策も
テレワーク従業員を多数抱える企業でも安心です。JBサービスではテレワークをする従業員の自宅に、機器などを届けるサービスも実施。これからテレワーク対応を進める予定の企業も、ぜひご検討ください。
JBサービスのLCMサービスはこんな企業におすすめ!
広範囲の対応を実現し、心配なセキュリティ対策やテレワーク対応までをカバーしたJBサービスのLCMサービス。以下のようなお悩みを抱えている企業様には、特におすすめです。
機器の管理台数が多い
多数のPCや周辺機器を管理し、これからも台数が増える予定があり困っている企業様には、幅広い範囲に対応できるJBサービスのLCMサービスがおすすめです。学校向けタブレット端末170,000台の導入も行っているなど、大口案件の実績が豊富。数千台、数万台といった単位の機器の導入・管理も、ぜひご相談ください。
IT人材が足りていない
IT人材がつねに不足状態にあり、自社でこれ以上IT資産を管理することが難しい企業様も、JBサービスのLCMサービスならフル外注が可能です。
機密情報が多く、セキュリティに万全を期したい
多くの個人情報や機密情報を扱っており、セキュリティ管理を強化したい企業様は、JBサービスのLCMサービスをぜひご選定ください。資産の安全な保管のため、RFID(非接触タグ認証)による入出庫管理や専用エレベータ、顔認証による入退出管理、監視カメラなど万全な設備を完備。物理面・情報面両者において万全の対策を行っております。
テレワーク従業員が多い
テレワーク従事者が現状多数いる企業様や、これからテレワークの拡大を考えている企業様にも、JBサービスのLCMサービスがおすすめです。機器の運用や保守だけでなく、テレワーク従業員の自宅へ直接機器を届けられるなど、新しい働き方に対応したサービスを各種ご提供しています。
まとめ
IT資産の運用や管理を広範囲でサポートするアウトソーシングサービスが、LCMサービスです。
そのメリットにはコストの削減やセキュリティ強化、情報システム担当者の業務効率化など多数が挙げられます。
しかし、LCMサービスとひと口にいっても、提供元によってサービス内容も変わってきますし、それぞれ独自の特徴があります。
そのなかから自社に最適なサービスを選ぶためには、まず現状の課題を洗い出しておくことが重要です。その課題解決を念頭に置き、自社にとってもっともメリットの大きいサービスを選定しましょう。