Windows 11で業務を効率化!ビジネスに役立つ機能を解説

更新日 : 2023年09月01日

基盤のイラストが表示されたノートパソコン

Windows 11の導入・移行を検討している企業様に向けて、当記事ではWindows 11におけるビジネスに役立つ機能をご紹介します。

Windows 11を使用することにどのようなメリットがあるのか興味のある企業様は、ぜひ当記事をご参考ください。

目次

  1. Windows 11とは
  2. Windows 11のビジネスに役立つ機能
  3. Windows 11を使用する際の注意点
  4. Windows 11の技術サポートは「JBサービス」にご相談ください
  5. まとめ

Windows 11とは

Windows 11とはMicrosoft社が提供する「Windows NT系」の最新OSのことです。日本では2021年10月5日から発信されており、システム要件を満たしていれば無償でアップグレードすることができます(※2023年8月時点)。Windows 10の後継OSとして、約6年ぶりにリリースされたこともあり、新機能の追加や既存機能の改善・削除などが行われ、より効率的な作業環境を実現することが可能です。

また、Windows 10のサポートが2025年10月14日で終了することがアナウンスされたこともあり、個人ユーザーだけでなく規模の大きい法人ユーザーの間でも続々と移行の準備が進められています。Windows 10のサポートが終了するとOSアップデートやパッチ配布が行われず、パフォーマンスやセキュリティなどへの影響が予測されます。そのため、システム要件をクリアできるのであれば、移行に向けて早めの行動が必要になるでしょう。

Windows 11を導入するメリット

Windows 11の移行・導入には以下のようなメリットがあります。

  • OSのパフォーマンス向上
  • セキュリティの向上
  • UIデザインの使い勝手向上

Windows 11では求められるシステム要件が向上しているだけに、OSとしての性能もパワーアップしています。また最新のOSのため、セキュリティ対策も強化されており、よりセキュアな環境で作業することが可能です。そのほかUIが使いやすく変更されていたり、カスタマイズ性が高まっていたりと、Windows 11を導入するメリットはいくつもあります。

Windows 11の詳細は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてみてください。

Windows 11のビジネスに役立つ機能

ノートパソコンで業務を行う男性の手 Windows 11は優れた機能性を持ったOSですが、具体的にどのような点がビジネスに活用できるのでしょうか。ここではWindows 11のビジネスに役立つ機能などをご紹介します。

UIデザイン

Windows 11ではOSのUIデザインが洗練され、よりスタイリッシュな見た目に変更となりました。具体的には「ウィンドウの角が丸い」「アイコンがカラフルかつシンプル」などが挙げられ、視認性が高くなっている点が特徴です。

またUIに関しては、ユーザーの使いやすさを考慮した設計になっており、デフォルトではスタートメニューを開くと画面中央にウィンドウが展開され、使用頻度の高いアプリにアクセスしやすくなっています。設置アプリのカスタマイズもできるため、自身の使い方に合わせた構成にして効率を高めることができます。

そのほか、エクスプローラーではWebブラウザのようにタブ表示ができるようになっていたり、右クリック時のオプションメニューがアイコン付きで直感的に操作できたりなど、業務効率向上のための工夫がなされています。

スナップ機能

Windows 11のスナップ機能は、各ウィンドウをスマートに整理できる機能です。一つの画面で複数のウィンドウを左右に分割できるだけでなく、左中右の3分割、左右上下の4分割、左半分と右上下の3分割など、レイアウトのバリエーションが豊富に備わっています。

またウィンドウを画面端に移動させることで、瞬時にウィンドウを分割できたりと直感的な操作を実現しており、タッチ機能搭載のPCであればより使いやすくなっています。ウィンドウを適切に分割すれば、1画面でも必要な情報を多く把握できえるため、ウィンドウ切り替えの頻度が減り、業務効率の向上が期待できます。

仮想デスクトップ

仮想デスクトップとは、マルチディスプレイなどディスプレイを拡張していない環境でも、複数のデスクトップを使用できる機能です。作成した仮想デスクトップごとにアプリ配置が保存されるため、業務に合わせて適宜変更することで、アプリ操作の時短などに繋がり、業務をスムーズに行えるメリットがあります。

Microsoft Teams

Windows 11では「Microsoft Teams」が標準搭載されており、タスクバーからすぐに起動できる仕様となっています。チャットや音声チャット、ビデオ通話などの機能が使えるため、リモートワークなどでのオフィス外におけるフレキシブルな働き方に重宝します。ただし、標準搭載されている「Microsoft Teams」はあくまで個人用です。会社が契約している法人用のTeamsがある場合は、そちらを利用する必要があるため留意しましょう。

ウィジェット機能

ウィジェット機能は、ニュースや天気などの最新情報をデスクトップ上で確認できる機能です。ウィジェット機能自体はWindows 7でも搭載されているほか、Windows 10でも「ニュースと関連事項」という類似機能がありましたが、表示方法の変更が行われています。ToDo機能やカレンダーなどのウィジェットを追加したりと、カスタマイズ性が備わっている点が特徴です。

最新の時事ニュースや経済情報、タスク状況、スケジュールなどの確認を素早く行えるため、ビジネスに役立つ機能として活用できるでしょう。

セキュリティ機能

Windows 11ではセキュリティ機能が強化されている点がアピールされています。具体的にはWindows 11のシステム要件にて、「TPM2.0チップの搭載」「セキュアブートの搭載」が必須条件となっている点です。

TPM2.0チップを搭載しているPCでは、ストレージ内にあるデータの暗号化や暗号鍵の保護が可能になっており、セキュリティの底上げに繋がります。セキュアブートはPCの起動時に悪意のあるソフトウェアによる攻撃を防ぐ機能です。

これらの機能をWindows 11における必須要件とすることで、よりセキュアな環境での作業が実現できます。機密情報を扱うことの多いビジネスPCにおいても、重要な機能の1つだといえるでしょう。

Windows 11を使用する際の注意点

チェックリストを掲げる男性 Windows 11を使用する上で、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。Windows 11を導入予定の場合は、あらかじめ認識しておきましょう。

システム要件

システム要件とは、Windows 11を正しく動作させるために必要な最低条件のことです。Windows 11はWindows 10よりも求められるシステム条件が厳しくなっており、古いPCの場合、アップグレードができない可能性があります。

Windows 11の具体的なシステム要件については、以下の記事で解説しているので合わせてお役立てください。

既存ソフトウェアとの互換性

ソフトウェアの中にはWindows 11の環境下で正常に動作しない可能性があります。使用頻度が高く、重要なソフトウェアがある場合はWindows 11を導入する前にOSに対応しているか確認しておきましょう。もしくはソフトウェアのバージョンが最新であるかの確認、ソフトウェアのサポートへの問い合わせなども検討することが必要です。

機能を有効活用するためのハードル

Windows 11にはビジネスに役立つ機能はもちろん、そのほかにも有効活用できる機能が備わっています。しかし、機能を十分に活用するためには、OSの仕様に慣れるまでの時間や知識が必要です。また法人で使用する場合は、機能の活用方法をレクチャーする時間のセッティングや、質問やトラブルに対応できるような体制作り・人員設置が求められるでしょう。

Windows 11の技術サポートは「JBサービス」にご相談ください

Windows 11の新機能の活用やアップデート対応などに課題を感じている場合は、外部サポートサービスの導入がおすすめです。

JBサービス株式会社ではWindows 11の安定運用をサポートする「Windows 11技術支援サービス」を提供しています。Windows 11の機能や利用方法に対する質問への対応や、活用事例などをご案内。また、障害やインシデント発生時の一次対応も経験豊富なプロSEが丁寧にサポートします。

組織内でWindows 11の知見がある人材が不足していたり、アップデートやトラブル時の対応に課題を感じている場合は、ぜひ当サービス導入をご検討ください。

まとめ

Windows 10のサポート期間終了が日に日に迫っている中で、Windows 11への移行を検討している企業様も多いでしょう。

Windows 11にはビジネスにおいて役立つ機能が豊富に揃っているため、アップグレードする価値は十分にあるといえます。しかし、導入したもののWindows 11を最大限に使いこなせなかったり、不具合やトラブル時に対応できなかったりと最新バージョンだからこそのリスクも想定できます。

そのためWindows 11の運用に不安を抱えている場合は、外部サポートの導入も検討し、組織内で安定運用できるような体制を整えることが大切です。

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